10月23日 その3033 『逢坂誠二の徒然日記』(4677)

掲載日:2015.10.23



昨夜から来客があり、

今日の日記は遅めだ。



日中も友人が自宅に来るため、

今日はいつもと違った平日となる。







1)核燃料サイクル

昨日は、早朝のJRで上野から東海村入りし、

核燃料サイクル工学研究所を訪問した。



ここには、日本で最初の

核燃料再処理施設である

「東海再処理施設」がある。



現在、青森県六ヶ所村には、

日本初の商業用の

再処理施設の整備が進められている。



六か所の再処理工場は、

1993年から

2兆2千億円余りの経費をかけて

現在、試験運転中だ。



この年間処理量は約800トン。



一方、東海村の処理施設は、

試験施設的な位置づけで、

年間処理能力が約100トンあまり。



六ヶ所の商業処理施設に

技術供与などを行っている。



そのため六ヶ所の処理施設を考えるうえで、

東海村の施設は非常に重要なものであり、

以前から視察を希望していた。



今回、それがやっと実現した。



実際に視察すると書類や書籍で勉強するのと違い、

霧が晴れるように、

問題点や課題が一気に明らかになった。



昨日は、

核燃料の搬入口付近から

核燃料保管プール、

核燃料の裁断映像、遠隔操作装置など、

六か所では入ることができない

と言われる部分まで見ることができ、

実に意味のある視察となった。



====



視察を終えた率直な感想は以下だ。





処理工程が全体が、

高度な科学技術の粋を集めたものではなく

管とタンク、ポンプのつなぎ合わせによる、

蒸気機関的な施設との印象を受けた。



特に使用済み核燃料の裁断は、

大きな金属製の刃物が、

まるで自動車のスクラップ工場のように

核燃料を4センチ程度に切っている。



その後、強い酸に漬け込んでこれを煮る工程に入るが、

それら一連のものは、

巨大な食品加工工場のような感じもする。



放射線量が高く人間が直接操作できない場所で

人間の腕や指がわりになる遠隔操作装置も、

熟練の技が必要なものだという。



つまり工程全体が、前近代的な印象なのだ。



しかし再処理の詳細を伺えば、

そのようにならざるを得ないことも理解できる。



結論的には、こんな雰囲気の工場で

確実な安全性の確保は難しいとの印象だ。



もちろん東海村の再処理工場は古いものだから、

そんな程度との指摘もあろう。



だがどう近代化しても、

あの雰囲気以上のものができるとは考え難い。



次回は、六か所の工場を視察したい。







さあ今日も、確実に前進します。

============

      2015・10・23

============


マグマグの送信登録・解除はこちらです。

http://www.ohsaka.jp/magazin/









コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください