2月26日 その3159『逢坂誠二の徒然日記』(4803)

掲載日:2016.02.26

昨日の予算委員会分科会で、
核燃料サイクルについて林経産大臣などに対して、質問した。

核燃料サイクルと大間原発は密接不可分の関係にあり、
核燃料サイクルが止まれば、大間原発の推進にブレーキがかかるし、

大間が稼働しなければ
政府の核燃料サイクルの構図は大きく変化することになる。

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昨日の質疑の結果、次のことが明らかだ。

1)
核燃料サイクルを実施しても
現有47.8tのプルトニウムは減らないこと

2)
MOX燃料の製造単価ウラン燃料よりも高いこと

(政府はMOX燃料の製造コストは知らないと言う)


3)
処理方法が確立されていない
使用済MOX燃料を新たなに抱えることになること

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核燃料サイクルは、資源の有効活用などと言われるが、
コストが高く、放射能汚染の危険性を拡大し、
処理できない新たな厄介者を抱え込むことになる。


さらに使用済MOX燃料を再処理するためには、
新たな再処理工場が必要となり、
核燃料サイクルは、サイクルとは言えないものだ。

通常のウラン燃料
 →使用済核燃料
  →再処理工場等
   →MOX燃料
     →使用済MOX燃料
           →使用済MOX燃料用の新規再処理工場等
       →新MOX燃料…

(つまりサイクルではなくリニア)
        


このように、核燃料サイクルは、
サイクルにはなり得ないものを
サイクルと粉飾している。

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昨日の質問は、
六ケ所再処理施設が稼働し、
現在、新規制基準への適合申請をしている

大間を含む10基の原発が
稼働した場合を想定して行った。



4)
再処理工場で新規に産出されるプルトニウム 約4トン

5)
上記10原発で消費されるプルトニウム 約3.9トン

つまり産出と消費されるプルトニウムが同量であり、
現在日本が保有する核分裂性プルトニウム32トンが

減ることにはならない。

6)
現在の使用済核燃料の総量は、18,000トン


7)
六ケ所の年間処理能力は、800トン

8)
つまり六ケ所がフル稼働しても、

使用済核燃料の処理には22.5年も要する

(もちろんこの間にも原発によって新たな使用済核燃料が発生する)

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26年4月に閣議決定されたエネルギー基本計画では、

「利用目的のないプルトニウムは持たないとの原則を堅持」とされている。

この原則を受け建前上は、
現在、日本が保有する47.8tのプルトニウム全てが、
発電などに利用するとされている。
(このうち核分裂性プルトニウムは32トン

この47.8トンのプルトニウムを減らすためには、
少なくとも10基を上回る原発で

MOX燃料を使う必要があるのだ。


ちなみに、
フルMOXである大間原発が

一年間に消費するプルトニウムは、1.1トン

既存原発で一部MOX燃料を使った場合に、
消費するプルトニウムの平均量は、0.3トン程度

現在、新規制基準適合審査中の10基の原発以外に、
仮に5基の原発で一部MOX燃料を使えば、
年間のプルトニウム消費量は、1.5トン


つまり国内で、15基程度の原発が稼働し、
やっと現有プルトニウムが、

やっと1.5トン減る計算になる。

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保有プルトニウムを減らすためには、
使用済核燃料の再処理を行わず、

直接利用することが近道なのだ。


政府の対応は、
プルトニウムを減らしたくない、
逆にプルトニウムを保有するための対応に思えてしまう。


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今日も朝から総務委員会が開かれる。


NHK問題で揉めそうだ。



さあ今日も、確実に前進します。=====================
            2016.2.26
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