4月8日 その3201『逢坂誠二の徒然日記』(4845)

掲載日:2016.04.08

今日も午前3時半から活動を開始している。


最近は、やるべきことが多く、
早朝に自発的に目が覚めてしまう。

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今日は、今年の中で月と地球の距離が最も近づく日だ。

その距離357,233キロメートル。

逆に最も遠くなる日は、9月7日で、
距離は405,027キロメートル。

その差、47,794キロメートルにも及ぶ。
もちろん近いほうが大きく見えるはずだが、
今日は月齢1のため、目視は難しいかも…。



1)核燃料サイクルなど
昨日も記したが、

核燃料サイクルはやはり
その目的、メリットが良く分からない。

昨日の原子力特別委員会での質疑からも、
そのメリットが判然としない。

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政府は、核燃料サイクルのメリットのひとつが、
「高レベル放射性廃棄物の体積を約1/4に低減可能」なことだという。

またもう一つのメリットとして、

「放射能の有害度が天然ウラン並になるまでの期間を1/10以下」
にすることができることだという。

これらは、
新規に発生する「高レベル放射性廃棄物」についての言及であり、
使用済MOX燃料の存在を考慮しない点で、
それは単なるまやかしでしかない。

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使用済核燃料を再処理をしてMOX燃料を製造すれば、

「MOX燃料」と「高レベル放射性廃棄物」が発生し、
さらにMOX燃料を使用すれば当然「使用済MOX燃料」が発生する。

核燃料サイクルによる発電では、
新規の「高レベル放射性廃棄物」と
常に「使用済MOX燃料」が発生する。

政府は、この「高レベル放射性廃棄物」が、
使用済核燃料を直接処分した場合の
容器(キャニスタ)容量の1/4程度と言っているに過ぎない。

使用済MOX燃料について政府は全く言及しないのだ。


どこかの時点で、使用済MOX燃料の処理に取り組むとすれば、
現在の使用済燃料処理とほぼ同様の課題が生まれるにも関わらず、
この点を政府は何も説明しようとしない。

事務レベルでの聞取りでは、核燃料サイクルを永久に行えば、
使用済MOX燃料の処理は不要であるかのような答弁を繰り返す。

これもまやかしだ。

この論法だと、永遠に原子力発電を続けることになってしまう。


さらに一度の核燃料サイクルによって発生する高レベル放射性廃棄物の
容量が1/4だとするならば、四回、使用済核燃料を再処理すれば、
直接処分するのと同じ容量の高レベル放射性廃棄物が発生するうえ、
さらに、相変わらず使用済MOX燃料問題は解決されない。

政府は常に、
この使用済MOX燃料が存在しないかのような説明をするのだ。

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有害度に関しても同様だ。

確かに使用済核燃料を再処理した際に発生する高レベル放射性廃棄物が、

天然ウラン並になるまでの期間は8千年程度になるだろう。

これは使用済核燃料を直接処分する場合の約10万年に比べると短い。

しかし別途、使用済MOX燃料が存在する訳だから、
これは何の解決にもなっていない。

昨日の答弁では、
使用済MOX燃料の有害度は、定量的に判明していないが、
通常の使用済核燃料よりも、
低いことは明らかであるかのような答弁だった。

しかしその根拠は何もないようだ。

仮に使用済MOX燃料の放射能の有害度がウラン並になるまでの期間が、

10万年よりも短いにしても、それほど大幅に短縮されるとは推測し難い。

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政府が、核燃料サイクルの意義を述べる際には、
常に使用済MOX燃料の存在に言及しない。

何とも意味不明な論拠で、呆れるほかないのだが、
何故か専門家からは、
このことに対する異論は少ないように見える。

私には、何とも不思議で不誠実な対応だ。

今後とも、昨日の日記でも言及した価格、核不拡散などの点でも、
核燃料サイクルに意義がないことも明らかにしたいと思う。

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そうそう昨日の委員会で、
たぶん与党席だと思うが、後方から
「プルトニウムが減るだろう、バカ」
といったように聞こえる野次が飛んだことを思い出した。

これも核燃料サイクルの現実を認識しない野次だ。

政府の最近の説明では、
現有47.8tのプルトニウムが減るようには思われない。

今後は、この点も明らかにしたいと思う。




さあ今日も、確実に前進します。

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             2016.4.8
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