5月20日 その3243『逢坂誠二の徒然日記』(4887)
掲載日:2016.05.20
都内は薄雲が広がっているが、明るい朝だ。
薄雲のため、過ごしやすさを感ずる。
日中の予想最高気温は23度で湿度も低め。
終日、過ごしやすさが続きそうだ。
1)怒涛の会期末
会期末に限らずだが、昨日も記したように、
濁流のような怒涛の日程に翻弄されている。
昨日も、目覚めてから眠るまで、
ボーっと息をつく暇のない密度の濃い一日となった。
今日の法務委員会を迎えるための準備、
クォーター制、非選挙権年齢の引き下げ、
水産振興議連の会合、陳情対応、
部落差別解消法案の国会提出、
本会議、代議士会など、
全力で一日を過ごしている。
この時間の合間を縫って、
今日の法務委員会の質疑準備を行った。
2)法務委員会
衆院法務委員会が、今国会最大の山場を迎える。
再婚禁止期間を100日に短縮する民法改正法案、
ヘイトスピーチ対策法案、
刑事訴訟法改正法案、
これらの法案の質疑、採決が、行われる見込みだ。
その後、さらに部昨差別解消法案の提案理由の説明が行われる。
4本もの法案が、1日で扱われるのは異例のことだ。
非常に窮屈な審議だが、
法案の優先度、残された会期日程などを考えると、
審議引き延ばしをすることは現実的ではない。
特に最高裁から違憲とされた民法改正は成立を急ぐ必要がある。
さまざまな課題はあるが、
野党筆頭理事として国民第一の姿勢で臨みたい。
3)ヘイトスピーチ対策法案
今日、ヘイトスピーチ対策法案について質疑を行う。
質疑の予定ポイントは以下。
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何人に対してもヘイトスピーチは許されないもの
本法成立の意義は
本法成立によって警察の対応は変化するか
法の対象に、本邦内出身者を加えなかった理由
適法居住者以外の者を対象としなかった理由
ヘイトスピーチを「禁止」としんなかった理由
本法の施行によるヘイトスピーチ対策の実効性は
附則の検討をするための期限と想定される検討内容は
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こんな点について質疑する予定だ。
4)民法改正案
今日は、再婚禁止期間を100日に短縮する
民法改正案についても質疑予定だ。
質疑予定ポイントは以下。
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無戸籍の実態は
無戸籍となる主な理由は
無戸籍者は、法的にどんな不利益があるか
出生時には、なんら届け出がなければ住民票は作成できないのか
どうすれば、無戸籍者は住民票を作成できるのか
無戸籍者を作らないために法務省は何をしているか
無戸籍の不利益をどのように解消するか
嫡出推定制度の意義は何か
(子どもの法的身分関係を安定させ、
親に養育の責任を持たせる、子どものための制度か?)
年間総出生届のうち、嫡出推定(772条2項)が適用される件数はどれくらいか
200日後規定は、機能しているか
200日以内出産であっても戸籍の窓口では、嫡出子として、なんら問題なく出生届けを受理しているのではないか
(そうであるならば、この200日後の嫡出推定規定が存在する理由は何か)
300日規定によって、前夫の子との推定が適用された件数は年間どの程度あるのか
19年通知による適用件数はどの程度か
19年通知の意味は何か
100日の算定基準は
100日を残したことは国連からは女性差別でありさらに改善を求められているが、それに対してはどういう見解か
戸籍副本は、行政文書か
その保存年限は(戸籍、除籍、改正原戸籍など)
公文書管理法の規定(保存期間満了後の廃棄、移管の判断)は適用されるか
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こんな点を質疑する予定だが、
嫡出推定制度は、色々と課題も多い。
また再婚禁止100日も、
その根拠が必ずしも明確ではない。
今日の質疑で、これらのことについて少しでも、
問題点を明らかにしたいと思う。
さあ今日も、確実に前進します。
2016.5.20
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