6月15日 その3218『逢坂誠二の徒然日記』(4915)
掲載日:2016.06.15
都内は、雲に覆われた朝を迎えた。
雨が降る見込みはない。
予想最高気温は26度で夏日。
今夕には、帰函する予定だ。
1)東京都知事問題連日、多くの時間を割いて、東京都知事問題が報道されている。
あまりにもくだらない。
こんな報道が続けられらることに信じられなさを感ずる。
そもそもお金の使い方が論外だ。
あまりに愚劣な実態が明らかになった。
議論する以前に、一刀両断すべき問題だ。
自分がどうすべきか、本人自身が判断できないのか。
そうなれば、取るべき道は明らかだ。
とにかくこんな問題に貴重な報道の時間が奪われることに憤りを覚える。
同じ金の問題ならば、甘利前大臣のことの方が内容は深刻だろう。
なぜこちらの報道が少ないのか。
国民が関心を持ちやすい愚劣な「こそ泥」報道に明け暮れて、巨悪を追求しない報道機関の姿勢をどう正すべきか、
悩みは深い。
2)基準地震動原子力規制委員会の元委員である島崎邦彦・東京大名誉教授(地震学)は13日、原発の基準地震動(耐震設計の目安となる揺れ)の
算出に使う一部の計算式に問題があり、審査に合格した関西電力高浜原発など、主に西日本の原発で過小評価されている危険性があると指摘している。
これは重要な指摘だ。
島崎氏は2014年9月に規制委の委員長代理を退任したが、この計算式の問題点を検証していたという。
その中で、この4月の熊本地震で得られた詳細な観測結果を説明できないことから、計算式の問題点を確認したという。
私は、計算式の詳細は分からないが、実際の地震の揺れに比較すれば、原発が想定する地震の揺れが小さいことに疑問を持っていたがやはりという感じだ。
例えば鹿児島県の川内原発の基準地震動は620ガルだという。
だが2008年6月の岩手・宮城内陸地震では、
4022ガルという途方もない揺れが記録されている。
こんなことを思うと、620ガルというのは、いかにも小さい感じがするのだが、規制員会の説明を聞いても、専門性が高いこともありその妥当性がよく分からない。
今回の指摘を契機に、規制委員会は、
基準値振動を再度見直したり、さらに合理的な説明を行う必要があろう。
ただし基準地震動への対応は、後手後手になっている印象を拭い去ることはできない。
さあ今日も、確実に前進します。
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