8月28日 その3292『逢坂誠二の徒然日記』(4989)

掲載日:2016.08.28

今朝の函館は、少し雲が多めだが、雨が降る見込みはない。
朝の気温は16度。
日中は25程度にまで上昇し、
秋晴れの行楽日和となりそうだ。

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昨日も、朝から夜遅くまで地元を歩き回った。
もっともっと丁寧に、多くの皆さんの話を聞きたいと思っている。


1)オリンピック
リオのオリンピックでは、手に汗握る熱戦が繰り広げられた。
日本選手も大活躍をした。
もちろん力を出し切れなかった場面もあったが、
期待通りの成果が多くあり、
テレビ画面から目が離せない状態が続いた。
しかし、オリンピック期間中にこの日記で、リオでの様々な選手やチームの活躍に言及することについて、私は腰が引けていた。
オリンピックが開会された途端、オリンピック礼賛一辺倒の報道に満ち溢れ、
少し違和感を覚えたからだ。
国全体としてあまりにも何かに熱中しすぎることには注意が必要だ。
特に政治家には、あらゆることに対し熱中する熱い心と、
どこかに余裕のある醒めた心が必要だと思う。
リオ開会前には、オリンピックに関し、随分とたくさんの課題も議論されていた。

リオに関しては、
競技施設整備や受け入れ態勢準備の遅れ、犯罪の多さ、財政難、オリンピック実施への国民の反対の声、こんなことが繰り返し報道されていた。
ところが競技が始まると、そんな報道は激減し、
開会前にそんな問題は無かったかの雰囲気だ。

4年後の東京五輪に関しても同様だ。
混乱を極めた国立競技場とエンブレム問題、
見通しのつかない開催経費など、
課題山積だったはずだ。
ところがリオが始まると、こうした問題が雲散霧消したかのように、4年後への期待感が華々しく振り付けられる。

熱戦が続く競技は、本当に素晴らしいと感ずるが、
多くの課題を封印し、きらびやかな場面だけが流れるのを見ていると、ちょっと浮かれ過ぎではないかと感ずる。
その極め付けは、閉会式の日本のプレゼンだった。

日本のアニメキャラなどが登場し、
次は東京五輪だと雰囲気を盛り上げるのは悪くない。
だが最後にマリオに扮した総理が登場したのはやり過ぎだ。
逆にこの総理の登場は、
オリンピックが抱えている様々な課題や矛盾、あるいは誤解、これらの象徴のような印象を受ける。
オリンピックは政治利用してはならないし、
国家間の戦いでもないし、国威発揚のための場でもない。
だが総理の登場は、国家を代表し、国威を煽り、最終的には政治利用と言われても仕方のないものだ。
自己と向き合って厳しい鍛錬を積み重ねたアスリートたちが、
国境も宗教も様々な政治信条も、あらゆる課題を乗り越えて分け隔てなく技と力を競い合う平和の祭典なのだと思う。

もちろんそんな綺麗事だけでは済まされない現実が横たわっているのも事実だ。
平和の祭典と言いつつも、
未だに参加できない国も地域も多いし、以前は参加できたのに今は参加できないそんな方々もいるのだろう。
そもそもこうした規模の大会を、この地球上で開催することに関して、
以前よりも課題問題が山積している。

平和の祭典を礼賛する一方で、この祭典にまつわる様々な課題を虚心坦懐に受け止め、それを真摯に乗り越える姿勢が不可欠だ。

明るく華やかに理想に向かって進むのが大切なことだが、その一方で、課題についても正面から向き合わねばならない。
政治家にはその冷静さが求められているが、
総理の登場には、そんな雰囲気は微塵も感じらない。
礼賛一辺倒で課題を覆い隠した熱狂は、極めて危ういことのように思う。
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オリンピックの最中は、そんな思いもあって、
多くの選手などの感動的な活躍はあるものの安易にこの日記で言及できないとの気持ちになっていた。

競技が終了し、次のパラリンピックまでのこの期間に、
少し火照る心を覚ましつつ、改めてオリンピックについて考えている。


さあ今日も、確実に前進します。

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2016.8.28


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