12月9日 その3395『逢坂誠二の徒然日記』(5092)

掲載日:2016.12.09

昨日は、日記も書けないほど
何とも激しい1日だった。

早朝から夜まで、
会議、委員会答弁などに忙殺された。

しかしここまで国会の仕事に没頭できるのは、
有り難いことだ。

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今朝の都内、夜明け前の気温は4度程度だ。

寒いことは寒いが、気持ちの良い寒さだ。

日中の予想最高気温は17度になる見込みだ。


1)みんなそれを知らない

作家の室井佑月さんが、
週刊朝日(12月16日号)で鋭い指摘をしている。

私たちが国会でどんなに指摘しても、
なかなか実態が広がらないのだが、
室井さんの文章を紹介したい。

==以下、引用==

国会中継をネットで見ていて、
ふと思ったことがある。

安倍政権は突っ込みどころ満載で、
野党の政治家たちは頑張っているのだが、
そのことを知っている国民はどの程度いるのかと。

たぶん、ほとんど知らない。

安倍政権側の答弁が、
どれほどいい加減でグズグズなのかも。

11月25 日、衆院厚生労働委員会で、
年金制度改革法案が自公により、
また強行採決された。

このことを、どのくらいの国民が知っているんだろう。

てか、年金制度改革法案の中身を、
どれだけの人が知っているんだろう。

この法案は26日付の中日新聞によると、

〈法案は、年金支給額を物価や
現役世代の賃金に合わせて変動させる
「賃金・物価スライド」の新ルールを盛り込んでいる。

物価の下げ幅より賃金の下げ幅が大きい場合は、
賃金に合わせて年金を減額。

物価が上がっても賃金が下がった場合は
賃金に合わせ減額し、ともに減額する内容だ〉

という。

 ん? 

つまり、物価や賃金がどうなろうと、
どっちみち年金支給額は下がるんじゃない。

ほとんどの国民が、自分らが預けている年金が、
株に突っ込まれ、すでに10兆円ほど溶けてしまった
なんてことを知らない。

安倍さんがやりたがっていた
TPPに参加することになれば、
この国の農業や医療、保険がどうなってゆくのか、
国民は知らない。

事故を起こし5年経った福島第一原発が、
今どうなっているのか、それもよくはわからない。

経済産業省の有識者会議では、
廃炉費用を託送料に上乗せし、
新電力にも負担させるという案が出ている。

経産省はこれまで福島事故の処理費用を
総額11兆円程度(賠償など9兆円、廃炉2 兆円)としていたが、
これがさらに7兆円くらい膨らみそうだ。

それもすべてあたしたちが払うことになるだろう
と知っている人はどれだけいるのか。

安倍さんは12月に来日するロシアのプーチンさんと仲が良い、
そうさんざんテレビで流しておいて、
その後、ロシア軍が北方領土の国後島と択捉島に
新型ミサイルを配備したことについてはニュースでは軽く流す程度。

仲が良いなんて誰かの感覚みたいな情報より、
ミサイルを配備したという情報のほうがどう考えても強いはずなのに。

トランプさんの一件にしても、気が合うみたいな情報より、
その後、彼が正式にTPP離脱を表明した
というニュースが大きくしつこく扱われないのは変だ。

あたしはマスコミの一端にいる人間だから、
ほんとうはこんなこといいたくはないのだけれど、
野党のみなさんに告ぐ、安倍政権を本気で倒したいなら、
マスコミを責めるべきなのかもしれない。

今のままだと安倍政権が
どんなにでたらめなことをしても、勝てない。

だって、みんな知らされないから知らないんだもん。


==以上、引用終了==

室井さんの指摘に、頷かざるを得ないの現状だ。

マスコミが批判的精神を失い、
記者クラブで役所から配布される資料をベースに
報道原稿が作成される。

各社の記者同士が、一社の抜け駆けをおそれて、
あるいは自分の取材ミスをおそれて、
事実確認のため「取材メモ合わせ」を行なう。

これでは、個性的で独自の視点からの報道は望めない。

こんな状況から脱却しなければ、
民主主義は機能しなくなる。

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昨日は、自民党議員の方と30分ほど懇談した。

現在の政権の政策に、相当な危機感を持っていた。

だが党内では、その危機感を共有する議論は皆無のようだ。

だからなおさら危機なのだ。

特に経済、財政の危機は臨界状態に達していると感ずる。

日本の東証上場有名企業の一定数の筆頭株主が、
政府若しくは政府系となっている。

日銀の国債保有額が、
この9月末で約400兆円となった。

日本の株式市場に、年金原資など
多額の公的資金が投入されている。

海外の大手投資会社が
日本株に多額の資金を投入している。

こんな現実をつなぎ合わせると、
株や為替相場に大きな変化が起きた場合は、
制御不能な状態に陥る可能性が否定できない。

安倍政権は、
バックもUターンもできない車に
国民を乗せてしまった。




今日も朝から憲法調査会、農水部門会議、
法務委員会、本会議と日程がギッシリだ。

この日程の隙間で、各種情報を収集して、
様々なことを勉強する。

そしてさらに議論だ。


精神を研ぎ澄ませて
さあ今日も、確実に前進します。

== 2016.12.9 ==
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