3月14日 その3490『逢坂誠二の徒然日記』(5187)
掲載日:2017.03.14
昨朝は、定例の三箇所で2時間、
街頭に立たせて頂いた。
雪も少なくなって、
春の空っ風に埃が舞い始めている。
その影響で1日経った今も、
喉がイガイガしている。
1)森友学園問題
森友学園問題の行方がおかしい。
政府からほとんど情報が
出てこなくなっている。
これまでも政府の情報提供は、
小出しで最小限に感じていた。
ここに来て、さらに情報が出なくなった。
森友学園自身が、
学校開設認可を取り下げたため、
政府は早期の幕引きを画策している印象だ。
昨年春、深部から新たなゴミが見つかった際の
証拠写真とされるものの一枚が、
やはり不適切な写真だったことが判明した。
これでは何が正しいのか、全く分からなくなってしまう。
平成17年、稲田大臣が森友学園から
弁護士として仕事を受けていたことも判明した。
四国の獣医学部の新設に関しても、
不透明な経過が浮かび上がっている。
疑惑山積のこれらの問題に関し、
幕引きをさせていはならない。
2)NHKの危機
NHKは、今月10日から3日間、世論調査を行った。
その中の設問が酷すぎる。
共謀罪に関し、
政府の言い分そのままの説明を用いた世論調査なのだ。
この間の国会質疑を踏まえると、
この政府の言い振りそのものが
議論になっているにも関わらず、
完全に政府の側に立脚した設問設定だ。
NHKの設問は次のとおりだ。
====
政府が、組織的なテロや犯罪を防ぐため、
犯罪の実行前の段階でも処罰できるよう、
「共謀罪」の構成要件を厳しくして
「テロ等準備罪」を新設する法案を、
今の国会に提出する方針であることをめぐり、
こうした法整備が必要だと思うか聞いた
====
この設問は、次の点が大問題だ。
組織的なテロや犯罪を防ぐものかどうか分からないこと。
構成要件を厳しくしたとは言い切れないこと。
テロ等準備罪は、政府が便宜的につけた呼称であり
正式罪名かどうか判然としないこと。
政府が共謀罪を少しでも良いものに装うための
印象操作を行なっていることが
国会で論点になっているにも関わらず、
そんなことは全くおかまいなし。
政府の主張そのままの設問であり、
この点でもNHKが政府広報に成り下がっている。
極めて危険な状態だ。
今日も朝から国会で勉強会だ。
さあ今日も、確実に前進します。
== 2017.3.14 ==
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