7月19日 その3617『逢坂誠二の徒然日記』(5314 )

掲載日:2017.07.19

函館の暑さは、
ちょっとおさまった感じだ。

今日は雲の多い朝を迎えている。


1)情報監視審査会

情報監視審査会が機能していないとの指摘が多い。

情報監視審査会とは、特定秘密の常設監視機関。

衆参議院両院にそれぞれ設けられている。

特定秘密保護法は、
外交、防衛、テロの防止、
スパイなどの防止の4分野について、
政府が重要な情報を特定秘密に指定し、
漏らした人や不正に取得しようとした人に
最長懲役10年の重罰を科す内容。

この審査会は、政府が同法などを乱用して
情報を隠蔽しないよう常時チェックするため、
特定秘密の指定・解除、管理・廃棄の状況、
特定秘密を扱う職員の適性評価が適切かどうかなどを監視。

必要に応じて各省庁に特定秘密の提出を要求でき、
指定が不適切であると判断した場合は
指定解除などを勧告できる。

また、政府から年に1回、
特定秘密保護法運用の報告を受ける。

その一方で年1回または随時、
審査報告書を衆参両院議長に提出する。

情報監視審査会は衆参、それぞれ各8人の委員で構成。

各会派の所属議員比率に応じて委員を割り当てる。

委員は必要に応じて特定秘密を閲覧できるが、
漏らした場合には懲罰の対象となる。

情報監視審査会は国会閉会中も開催できる。

特定秘密を保護するため原則非公開の秘密会であり、
傍聴できず、議事録も公開されない。

こんな役割を担っているのが、情報監視審査会だ。

====

ところが当初想定した役割を
果たしているとは言い難い状況だ。

実は審査会開始前から、
いくつかの課題が指摘されていた。


委員構成が与党に有利で、
政権・与党の恣意的な運用がなされかねない


特定秘密の提出を要求されても各省庁には拒否権がある


審査会の勧告に強制力がない


内部通報を受け付ける規定がない

====

現在の情報監視審査会は、
上記の予めの懸念に加え次の点が問題だ。


そもそも開催回数が少ないこと
( 定期的に常時開催すべきだ)


特定秘密そのものを調査する場面が少ないこと
(今回、参院では、
政府に特定秘密の提示を求めたときに、
提示できるものはどこまでで、
どのような場合にはできないのか
という議論が多かったようだが、
これでは審査会の意味はない。
審査会には特定秘密の公開を原則とすべきだ。
そうしなければ入口議論に終始し、
審査会が機能しない。)


今後入手するかもしれない情報や
記憶を特定秘密に指定したことは行きすぎではないか

(2015年12月末時点で443件の特定秘密が存在。

そのうち166件で行政文書がない。
さらにうち15件は、情報入手前から
あらかじめ特定秘密に指定。
また10件は文書ではなく、
職員の記憶や知識を特定秘密に指定していた。)

====

情報監視審査会が機能していない。

これを機能させるために、何を講ずるべきか、
しっかりと検討しなければならない。

安倍政権になってから、
情報を隠す仕組みが強化され、
情報を維持管理し後悔する仕組みが、
蔑ろにされている。

安倍内閣の支持率低下が話題になっているが、
民主主義に逆行するような
情報に関するこうした姿勢が、
その原因の一つだと思っているが、
総理はそれに気づいていないだろう。


さあ今日も、確実に前進します。


==  2017.7.19 ==



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください