9月21日 その3682『逢坂誠二の徒然日記』(5379)
掲載日:2017.09.21
昨日は、早朝から夜遅くまでフル回転、
充実の一日となった。
時差ボケの影響でまだ本調子ではないが、
とにかく全力投球で投票日まで前進だ。
1)台風被害
昨日は、朝の街宣後、
函館事務所でいくつかの要望を受けた後、
過日の台風被害の状況調査を行なった。
稲の倒伏、りんごの落果、ネギの茎折れなど農産物被害、
ホタテ養殖施設や定置網の損壊など水産業への被害、
管内の多くの自治体で被害が発生している。
昨日は時間の都合もあり、
管内全ての箇所を回ることはできなかったが、
電話聞き取りを含め、
被害概要の把握を行うことができた。
今後は、被害の復旧に向け、関係機関と調整し、
必要な対策を講ずることとしている。
2)大間原発
昨夜、町会連合会の主催で、大間原発反対集会が
400人余の市民が参加して開催された。
町会連合会は、大間原発建設凍結に
積極的に取り組んでいる。
2014年:大間原発無期限凍結の決議を採択
2015年:14万人を超える署名を経産省に提出
2016年:大間原発反対ステッカー作成
こうした町会連合会の取り組み、
さらに市や市民団体の大間原発訴訟なども踏まえ、
私も国会での質問などを繰り返しているが、
安倍政権は核燃料サイクルの推進姿勢を変えていない。
昨夜は、
先日のワシントン訪問結果も踏まえ、
核燃料サイクルからの撤退が
北朝鮮をはじめとする東アジアの安全保障に
プラスになることを話し、
多くの皆さんから激励の言葉を頂いた。
3)危うい
安倍総理の政権運営は極めて危うい。
総選挙そのものは、
私ども衆議院議員にとって、
議席を増やすなど
勢力を拡大する機会であり望ましいことだ。
特に野党は、常に選挙を望む状況と言える。
それを前提にしつつも、今回の解散は憲法上も
不透明な要素を拭い去ることができない。
臨時国会冒頭で、
安倍総理は所信表明演説を行のみ、
質問を受け付けずに解散するという。
安倍総理の権力の乱用を危惧している。
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昨日のトランプ大統領の
国連演説を聞いて耳を疑った。
トランプ大統領の演説は言葉が過激過ぎる。
北朝鮮を完全破壊との言葉を使った。
確かにミサイル発車を繰り返す北朝鮮は、
尋常ならざる状況であることは確かだし、
自国の存立に関し逆効果、自損行為だと感ずる。
しかし過激な言葉の応酬では問題は解決しない。
トランプ大統領の演説では、
北朝鮮問題の解決策などが明示されているわけではない。
トランプ大統領は敵対意識を煽ることに終始しているが、
こうした発言は何をもたらすのか。
この発言による軍事的威嚇で
北朝鮮は本当に屈服するのか。
私は逆に思われる。
北朝鮮が、
より一層、核をあきらめない方向に方に働く、
そんな懸念を持つ。
以前も書いたが、第二次世界大戦前に、
ABCD包囲網によってより態度を硬化させて
日米開戦に突き進んだ日本のようにだ。
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一方、安倍総理の国連演説も激し過ぎる。
「必要なのは対話ではない。圧力だ」と強調した。
その上で、米国が軍事行動を含む選択肢を
一貫して支持するとも語った。
トランプ、安倍、両氏ともに
もっと冷静さが必要だと感ずる。
そうしなければ、
逆に重篤な結果を招くことになる。
当初、北朝鮮のミサイルは
直接的には日本を標的にしたものではなかった。
しかしこの間一連の安倍総理の発言によって、
日本が北朝鮮にとって
米国とともに完全に敵対する国家になってしまった。
これは完全に安倍のリスクといえる。
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東芝の買収先も決まった。
ここには最終的に公的資金が投入される。
ここも極めて危うい判断だ。
何が正しいことのなのか、
もっと冷静に考えるべき時だが、
政治家が冷静さを失っている。
あらゆることが極めて危うい。
さあ今日も、確実に前進 します。
== 2017.9.21 ==
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