18年10月14日 その4069『逢坂誠二 の徒然日記』(5766)
掲載日:2018.10.14
昨日は、朝から函館を
あちらこちら歩き回って、
多くの皆さんにお会いさせて頂いた。
その合間を縫って、市内で開催された
朝日新聞の青木美希記者の講演を聞いた。
テーマは
「福島から7年 原発事故は
人や地域をどのように変えたのか?」
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避難した方、避難できなかった方、
家のある方、家のない方、
帰還した方、帰還できない方、
帰還しなかった方、
それぞれがそれぞれを非難する風潮が生まれ、
人々の心の分断を生んでしまった。
避難先で避難者であることを言えない。
避難者であることがバレた子供は、
陰湿ないじめにあうケースがある。
国をあてにしなかった、
国を信じなかったから、
何とか無事に暮らすことができている。
と言ったことをはじめ、
3.11の厳しい現実が語られる。
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青木記者は、以前、
北海道新聞に所属し、
その頃からお世話になっている。
近著『地図から消される街』は
2018貧困ジャーナリズム大賞を受賞した。
昨日も、日頃の取材に基づいた
鋭い指摘満載の講演だった。
以前にも書いたが、
原発事故の被害は、
通常の災害などとは全く違う。
これが現実だ。
万が一の事故のない装置や
仕組みは存在しない。
原発も同様だが、
万が一があってはならないのが原発だ。
ならば原発は使うことのできない
仕組み、システムということになるが、
政府にはそんな発想は微塵もない。
さあ今日も ぶれずに曲げずに、
確実に前進します。
==2018.10.14==
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