19年8月23日 その4382『逢坂誠二 の徒然日記』(6079)

掲載日:2019.08.23

クロアチアに3日間滞在しました。

クロアチアは1991年、
スロベニアとともにユーゴスラビアから独立しましたが、
その独立を巡ってセルビアなどがクロアチアへ侵攻します。

その後、激しい戦いが続きましたが、
1995年にはセルビア人勢力を壊滅し終結しています。

その終戦以来、四半世紀が経過していますが、
私の記憶では、まだ戦火の雰囲気が残る国という印象でした。

しかし今回訪問して、私の認識は全く違っていたようです。

考えてみれば日本も終戦後四半世紀を経過する頃、
私は小学校の高学年でしたが、
戦争のことについて色々と語られることはありましたが、
戦争は過去のことだったのは事実です。

今のクロアチアもそんな雰囲気なのだろうと思います。

2013年にはEU加盟国になっていますし、
国会副議長との懇談では、
OECDへの加盟も目指しているとのこと。

財政も経済も好転傾向にあります。

今回、首都ザグレブ、
観光で有名なドブロブニク、港湾都市リエカを訪問し、
国会副議長、市長、日系企業、港湾関係者などと懇談しました。

他地域や諸外国を訪問すると、
自分の地域や国のことを誇り、
訪問先を蔑む方が少なくありません。

しかしどんな地域に行っても学ぶことばかりです。

仮にそれが悪いことであったとしても
反面教師として学ぶべき点になるということです。

とにかく謙虚な姿勢でクロアチアを訪問し、
今の日本が何をすべきかを改めて痛感しています。

日本は確かに素晴らしい国です。
科学やものづくりの技術も低くはありません。

まちも綺麗ですし、交通インフラや
交通のあり方もしっかりしています。

しかしそれらをはじめ様々なことが、
超一流かと言えばそうでもない
という現実をもっと認識しなければなりません。

これは自国を蔑んで自虐的になる
という意味ではありません。

今一度、日本がどんな国になるのかの
大きな構想を樹立し、高い志を持つ必要があります。

日本が良い国だ、素晴らしい国だという感覚を持ちつつも
さらに高みを目指す謙虚で大きな志を持つべきだと思います。

そのために日本がどういう国であるべきかを
熟考しなければなりません。

今回訪問したリエカでは、欧州全体を見据え、
港湾を中心とした物流網の構築のため
今後3兆円あまりの投資が俎上に上っています。

今の日本がリエカと同様に
高度経済成長期のようなことを構想するのは、
日本の現状をわきまえていないと感じます。

港湾だけではありません、
その他の分野も同様なのですが、
旧来の投資型の発想から脱却することです。

日本が今すべきことは、
知力や知力を寄せ集めた仕組みの構築だと感じます。

目先の利益や目先の見栄えの良さから離れて、
知的な集約性の高い国家になれるかどうか、
ここが日本の鍵なのだと思います。

実はこんなことを言うのはもう遅いのかもしれません。

いやもう既に手垢のついた概念とも言えます。

しかしだからといって、ここに取り組まずして、
今の日本が何をするというのでしょうか。

人や教育、社会の仕組みづくりに投資をして、
世界をリードする知的集積性の高い国をつくること、
これが日本に必要なことだと思います。

3日間、クロアチアの素晴らしさに触れて、
そんなことを改めて考えています。

クロアチアの皆さん、
クロアチアの日本大使館の皆さんをはじめ、
クロアチアで出会った全ての皆さんに感謝しております。

====
今日はベルギーに入って朝から活動する予定ですが、
ザグレブからの飛行機が遅れたため
ミュンヘンからの乗り継ぎ便に乗れないことになりました。

今後の予定は未定ですが、

取りあえず空港で次の策を考えます。

さあ今日もブレずに曲げずに、
確実に前進します。
==2019.8.23==



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