20年3月3日 その4575『逢坂誠二の徒然日記』(6272)
掲載日:2020.03.03
ひな祭りです。
新型コロナウイルス感染に関し、
各方面への影響が広がっています。
やはり政府の初動をはじめ、
初期段階の認識の甘さが、
感染の悪化に繋がっている
との指摘が多く寄せられます。
今回の新型コロナウイルスの
指定感染症への指定時期に関し、
1月28日の段階で政府は、
2月7日になるとの立場でした。
衆院法制局との慣例だなどの
説明をしていました。
なぜ1週間以上も先送りをするのか、
という強い指摘を受けると、
あっさりと2月1日指定に変更となりました。
つまりこの問題を深刻に
受け止めていなかった節があります。
また専門家の初会合は2月16日です。
これはどう考えても遅すぎます。
水際対策として、
武漢を含む湖北省からの入国制限を
2月1日から実施しました。
直感的、感覚的には、
湖北省からの入国制限は理解できます。
しかしあの時点で湖北省だけで良かったのか、
その科学的検証、根拠は薄弱だったようです。
こうした点を見ても、
政府の認識が甘かったことが分かります。
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昨日の参院参院予算委員会で安倍総理は、学校の一斉休業に感し、
「直接専門家の意見を伺ったものではない」、
「判断に時間をかけるいとまがない中、私の責任において判断した」
と答弁しました。
つまり科学的根拠に基づくものではなく、
政治判断だったということです。
こうした状態ですから、
発生する様々な弊害について、
対応策を検討した上での
判断でもないことは明白です。
現場で様々な混乱が発生するのは当然です。
政府の対応がどうであれ今日も、
会派共同の対策本部会議を開いて、
我々の対応策を進化させます。
今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2020.3.3===
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