20年11月21日 その4838『逢坂誠二 の徒然日記』(6535)

掲載日:2020.11.21

コロナ感染拡大が止まりません。

昨日も北海道の感染者数は304人、
過去最高となりました。

昨夕、帰函しましたが、
週末の地元活動を抑制せざるを得ない状況です。

今日は、
自宅のガス器具の定期点検などもありますが、
買い物や食事などを除き、
人との接触をなるべく避ける
週末にしたいと思います。

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高レベル放射性廃棄物を巡って、
色々な議論があります。

これまでの原子力発電を通して、
高レベル放射性廃棄物が発生したと、
理解されている方が多いと思います。

結論から言いますと、政府の定義上、
日本では、高レベル放射性廃棄物は、
核燃料サイクルによってしか生まれません。

「再処理の際に生じる放射能レベルの高い廃液を
高温のガラスと溶かして合わせて固体化したのもが、
高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)」

これは資源エネルギー庁の
高レベル放射性廃棄物に関する定義です。

原子力白書、NUMOも同様の説明です。

この定義から判断する限り、
日本では核燃料の再処理以外では、
高レベル放射性廃棄物は発生しないのです。

今、高レベル廃棄物の
最終処分場のことが問題になっていますが、
その処分対象物資は再処理によるものです。

再処理によって発生するものは、次の通りです。

1)放射性固体廃棄物(高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)
2)高レベル放射性固体廃棄物(剪断被覆片等)
3)低レベル放射性固体廃棄物(ドラム缶等)
4)放射性液体廃棄物
5)放射性気体廃棄物
6)プルトニウム7) MOX燃料8)使用済みMOX燃料
9)粉末状ウラン

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政府は核燃料サイクルを
永遠に続けるとは言っておりません。

原発のことも過渡的と位置付けています。

そうなれば、
仮にプルトニウムとMOX燃料を
無くなるまで使い切ったとしても、
必ず使用済みMOX燃料が残ります。

18日の私の質疑で明らかになった通り、
政府はこの使用済み MOX燃料の
毒性低下年数を把握しておりませんが、
一般論としては通常の使用済み燃料に比較し、
毒性低下期間がより長いとの認識を持っています。

核燃料サイクルをやらなければ、
主な問題点は「通常の使用済み核燃料の処理」を
どうするかに止まります。

核燃料サイクルを行うことで、
使用済みMOX燃料に加え、
上記1)〜5)の物資に問題の範囲が広がります。

核燃料サイクルは、
対応できない問題の範囲を広げるだけなのです。

トイレのないマンション状態を解消するために、
通常の使用済み核燃料の再処理を行っているのが、
政府の立場のようですが、
再処理によっても処理できない
使用済みMOX燃料が残るのです。

つまりトイレのない
マンション状態は解消されないのです。

しかもガラス固化体など、
さらに処分に苦慮する物質が加わります。

使用済み核燃料の再処理は、
単なる問題の先送りではなく、
傷口を広げながらの問題の先送りです。

他国では核燃料サイクルについて、
次のデメリットが指摘されています。

*核不拡散に反する
*コストが高過ぎる
*技術が不安定で難易度が高い

こんな核燃料サイクルに何のメリットもありません。

核燃料サイクルの中止を決断し、
使用済み核燃料について、
直接処分の方法を全力で検討すべきです。

前述した通り、核燃料サイクルを実施しても、
最終的には使用済みMOX燃料は
直接処分しなければならないのですから、
直接処分の検討は必須のことです。

危険を冒し、多額の税金を投入して、
なぜこんな愚かなことを行っているのか、
私には理解できません。

なお政府の立場に立てば、
核燃料サイクルを止めた段階で、
使用済み核燃料は高レベルの
廃棄物に位置付けられると思われます。

今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2020.11.21===



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