21年2月12日 その4921『逢坂誠二 の徒然日記』(6618)

掲載日:2021.02.12

オリパラ組織委員会の森会長が辞任するようです。

菅総理をはじめ政府や与党の多くの皆さんが、
森会長の発言を問題だとする一方、傍観していました。

もっと厳しく対処すべきだったのは言うまでもありません。

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コロナ感染に関する検査について、
色々な意見があります。

政府の感染症対策分科会の尾身茂会長らが、
最近は無症状感染者発見の積極検査に
前向きの認識を示しています。

4日の衆院予算委員会で、
尾身会長は「解除した後の都道府県で最も大事なこと」として、
次の発言をしております。


感染のリスクの高いところを中心に、
無症状者に焦点を合わせた
検査をやることによってリバウンドを防ぐ


リバウンドを防ぐためには、感染源を早く予兆、
隠れたものを早く予兆すると同時に、
それによって感染の経緯がしっかりとモニターできる

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いずれも検査の重要性を指摘したものです。

また先日のNHK「日曜討論」で、
分科会メンバー日本感染症学会理事長の
舘田一博東邦大学教授も次の発言をしました。


宣言が解除されるときは市中感染が減って、
急所あるいは急所の急所の部分が残っている状況になっていますから、
その部分に対し、いかに効果的な対策、
検査を集中していくかが大事になる

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このように両氏の発言は、
宣言解除後、リバウンドを防ぐために重要なことは、
「無症状感染者」に焦点を当てた検査との指摘です。

特に舘田理事長は、感染集積地を見定め、
集中検査を実施する方向も示しています。

無症状者への検査について、昨年10月頃までは、
分科会での優先順位は高くありませんでした。

10月の分科会では、
「最終的には無症状者への検査によって
「感染制御に成功したエビデンスはない」
との見解も出しているほどです。

しかし最近はその認識が大きく変化したと私は感じています。

福祉施設、医療機関、刑務所などでの
クラスター発生要因の一つは、
無症状感染者と指摘されています。

今はとにかくステージ3からステージ2程度までに
感染者を抑制することに全力を上げねばなりません。

その後、その状態を維持するためには、
尾身会長の指摘するとおり
「感染源、隠れたものを早く予兆」
する必要があるのです。

無症状者への検査は、
陰性の確認に力点があるわけではありません。
(陰性であってもマスク、手洗い、三密回避は当然です。)

症状が無いままに感染し、
本人が気づかないうちに他者に感染させるリスク、
これを少しでも低減させる、ここに力点があるのです。

有症状の感染者が感染源となり得ることは明らかです。

それらの方々への対応は、
隔離をはじめ慎重になるは当然です。

無症状感染の方々が、他者に感染させるリスクは低いとの指摘もありますが、
感染者である限りは、感染源となる可能性はゼロではありません。

リバウンドを防ぐためには、
無症状感染者を見つけ出すことが一つの方策です。

また全ゲノム解析が、いくつかの国のように、
大量かつ短時間に実現できるなら、
もっと対策の効果があがるのでしょうが、
残念ながら今の日本ではそうなっておりません。

遅きに失していますが、
ゲノム解析の強化は必須です。

検査に対する日本の議論は随分と迷走した印象がありますが、
この一年を経て、分科会の考えもやっと落ち着きつつあると感じます。

今日も終日、予算委員会対応となります。

今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2021.2.12===



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