10月27日 その1909『逢坂誠二の徒然日記』
掲載日:2012.10.27
函館は雲の少ない朝を迎えた。
朝の最低気温は5度程度。
日中は17度位まで上がる見込みだ。
晩秋のスッキリした一日との予報になっている。
1)北埠頭
26日、函館港北埠頭の新しい岸壁工事の着工式に出席した。
工事の正式名称は、
函館港北ふ頭地区複合一貫輸送ターミナル整備事業だ。
函館・青森間のフェリー航路は、
航路別の取扱貨物量では、道内1位、全国2位だ。
北海道で生産される農水産物の約4割が、
この航路を利用して本州に運ばれている。
ところが、この北埠頭地区では、
岸壁が整備されていないため、
フェリーが横付けではなく、
岸壁に縦にしか係留できない。
このため船体が、
極めて不安定な状態であるうえに、
離着岸時に時間ロスが生ずること、
非効率な荷役を強いられることなどが
問題となっている。
北埠頭は、一般貨物船も利用するため、
荷役時に輻輳するなどの課題もあった。
函館青森航路は、近年、需要が増加しているが、
大型フェリーの着岸できる水深も確保されていない。
函館港では耐震強化岸壁がないため、
大規模震災時には支障が生ずるおそれがあった。
今回の北埠頭整備は、
こうした課題を解決するための整備だ。
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予算が厳しいなかで、
新規事業の採択はなかなか困難な状況ではあったが、
函館港北埠頭整備の必要性を粘り強く訴えて、
2年前に何とか新規採択となった。
新設耐震岸壁の延長は160メートル、
水深はマイナス6.5メートルだ。
これで大型フェリーの就航も可能になる。
事業予算は30億円で、
26年3月には供用開始となる予定だ。
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この事業は、
函館地域にとって重要な事業であるばかりではなく、
日本の食料をはじめとする物流にも極めて大事なものだ。
こうした事業について、
メリハリをつけて着工できたことに
本当に嬉しく思う。
新しい岸壁完成を睨んで、
大型フェリーーの建造も進んでいる。
予定工期内で確実な完成が必須となっている。
一昨日は、国会での仕事の都合で帰函できなかったが、
昨日、朝の飛行機での戻りとなった。
しかし、朝の便がキャンセル待ちとなり、
最後に空きが出たため、
何とか帰函でき、ホッとしている。
最近は、函館便が満席のケースが多く、
震災以降厳しい状況が続いていた観光客が、
増加している雰囲気を感ずる。
昨日、ハローワークを訪問した際も、
地域の雇用環境が改善に傾向にあるとの話を伺った。
観光、医療福祉、新幹線をはじめとする建設関連などが、
雇用状況改善の牽引だという。
日本全体で厳しさが言われるが、
こうした中で、函館地域が
多少の元気を取り戻しつつあるのは有り難いことだ。
今日も地元を走り回る予定だ。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2012・10・27 Seiji Ohsaka
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