1月26日 その1099『逢坂誠二の徒然日記』
掲載日:2010.01.26
等圧線の入り組んだ天気図が、テレビ画面で流れています。
完全な冬型で、北日本は大荒れとのことで、
地元の天候が心配です。
逆にこうした天候のときは、
都内はすっきりと晴れ上がります。
夜明け前の東の空は、
絵にも描けない美しさでした。
1)自治体予算
最近、いくつかの新聞などで、
政権交代の影響で
自治体予算の編成が難航しているとの記事を目にします。
その理由の一つとして、今の時点で
交付税の配分額が決まっていないことがあげられています。
確かに交付税は多くの自治体にとって
歳入の大きな柱であり、
交付税のあり方が予算の趨勢を支配します。
だからその額がどうなるかは、
予算編成に大きな影響を与えるのは事実です。
しかし、こうした記事を読んで、疑問を感じざるをえません。
交付税の額は、前政権時代も、
この時期には決まっていません。
今は、
交付税や地方財政に対する大きな方針が決まり、
それらを自治体の皆さんに、説明をする時期になっています。
こうした日程は例年と変わってはいないのです。
だから、交付税額が決まらず予算編成が難航する
などの記事を見ると疑問を感じざるを得ないのです。
昨年末も、政権交代によって予算案策定が越年
などの観測が流れましたが、
例年とほぼ同時期のクリスマスには、最終決定しています。
最近の記事を見ていると、
政権交代であらゆるものが遅れるとの先入観があり、
その雰囲気を煽っているようにも受け取れます。
もっと冷静な、分析が必要なのだと思います。
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もちろん予算編成は、
交付税だけで決まるわけではありません。
政権交代によって、新規の事業があったり、
制度変更があるのも事実です。
したがって、それら全体の中で、
予算の変動要素が大きいのは当然だと思います。
私たちは政権交代で、
予算の使いみちを変えると訴えてきました。
その意味では、予算編成に様々な変化があって当然です。
逆に変化がなければ、
我々が訴えたことが実現に向かっていないことにもなります。
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とにかく先入観で、
現実と違う雰囲気が流布されることに違和感を覚えます。
2)カーラジオ
ウィークデーは、霞ヶ関、永田町で、
総理から命を受けた「地域主権、地域振興、地方行政」などについて、
全精力を注ぎ込んでいます。
そして週末は、地元を少しでも多く走り回ることにしています。
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地元移動の車中では、街宣車移動時を除き、
カーラジオをつけています。
渡島、桧山管内は、全ての地域で、
ラジオ放送が良好に受信できるわけではなく、
移動距離が長くなると、
色々な周波数に合わせ直して聞いています。
多少の雑音が入る放送であっても、
小学生の頃からラジオフリークだった私は、
結構満足しています。
私のラジオ好きは、
病床の母の枕元に、
いつもラジオがあったためかもしれません。
茶色の革のケースに入った、
弁当箱サイズの、中波と短波の入るラジオでした。
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先週末は、江差や今金など、
雪道を長距離移動しています。
その車内では、いつものようにラジオがかかっています。
ニュースや天気予報、道路情報などが、
随時流されると同時に、
正直なところ、少々つまらない番組があるのも事実です。
そんなとき、函館市内だと、民放やFMの選択肢も多いのですが、
郡部ではそうもいきません。
限られたチャンネルを我慢して聞いています。
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先週土曜日の夜、移動中のカーラジオから、
突然、BobDylanの「コーヒーもう一杯」が、
流れ始めました。
この曲は、
1976年発売の『欲望』というアルバムに収録されています。
ディランのアルバムは、どれもこれも私は大好きなのですが、
この『欲望』は特に思い入れの深い作品であり、
その中でも「コーヒーもう一杯」は、
ジプシー音楽の雰囲気が漂う印象深い曲です。
このアルバムが発売されたころ、私はまだ高校生でした。
何度も何度もこのアルバムを聴き、
色々なことに思いを巡らしたものです。
ディランの音楽は、あまり馴染みのない方には、
だみ声の酷いものに聞こえるようです。
当時の我が家でのディランに対する評価は、
それ以下の酷いものであり、
家人からは、勉強もしないで、
いつもそんな音楽ばかりを聴いているので、
窘められる場面もありました。
高校生の頃は、レコードを買うお金も、あまりありません。
だからラジオを中心にして、音楽番組あさりをしていました。
高校生の頃はいわゆる洋楽中心でしたが、
大学生になると音楽の趣味は、一気に広がります。
民謡、クラッシック、和洋、何でも聞いたものです。
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そんなラジオ好き、音楽好きの私ですから、
カーラジオから流れてくる音楽には、
本当に癒されています。
この週末は、ディランだけではなく、
山崎ハコ、浅川マキ、TheBandなど、
とにかく私の好きな、
あるいは昔良く聞いた音楽がたくさん流れ、
遠い昔にタイムスリップする中で、
疲れが吹き飛ぶような安らぎを感ずることができました。
また一昨日の夜は、
地元放送の入りが悪かったため、
久々に東京からのJOLF:ニッポン放送を聞いていました。
冬の夜は、電離層の関係で
遠距離の放送局がクリアに受信できるのです。
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色々と走り回る中ですが、
隙間を見つけて、
好きな音楽に触れたいと思っています。
さあ、今日もしっかりと前進します。
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2010・1・26 Seiji
Ohsaka
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