2月1日 その1104『逢坂誠二の徒然日記』

掲載日:2010.02.01



2月に入りました。

今日からの国会に備えるために、
昨夜、上京しています。

今日から、本会議で各党の代表質問です。

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夜明けの時刻が徐々に早くなっています。

当然、日没も遅くなったのを実感します。

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昨夕の飛行機からの夕焼けは圧巻でした。

眼下に広がる雲海の中に、太陽が沈んで行きます。

雲の地平線と空の間は、
南国の赤いオレンジを彷彿とさせる
したたるような強い赤。

しかし、空の色はまだ青で、
この世ではない日没に遭遇した感じでした。

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先週は、疲労感があったりで、
ほとんどジョギングや、
筋トレができませんでした。

今週は気を取り直して、
運動ができる余力を残しつつ、
生活したいと思っています。


1)改めて考える
先日の鳩山総理の施政方針演説を
改めて読み直しています。

多くの方は、きっとこのような演説をすることを
想像していなかったのかもしれません。

あれ以降、数人の新聞記者と話をしましたが、
異口同音に「理念先行で具体性がない」と言います。

でも本当にそうでしょうか。

随分と具体的に話している分野もあります。

きっと型破りの演説だったため、
評価に苦慮している、
あるいは従来型の尺度でしか評価できないというのが、
マスコミの現実のような気がしています。

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しかし、良く考えるとこの演説には、
もう少し配慮すべきことがあったことに気がつきました。

この演説の直接の聴衆はだれかということです。

もちろん直接の聴衆は国民なのですが、
もっと直接の聴衆は議場にいる議員であり、
それを記事にするマスコミの皆さんです。

今回の演説は、お金を払ってでも、
とにかく聞きたくて、聞きに来る方には、
最高の演説だったのです。

議場にいるメンバーは、
そうした方ばかりではありません。

野党の皆さんは、野次と怒号の中で、
今回の機会を待っていたはずですし、
現実にそうなりました。

マスコミも鵜の目鷹の目で、演説の粗探しをしています。
(本来は、それだけではダメなのですが。)

つまり、
最もダイレクトに聞くべき聴衆対策を
もっと行うべきだったと思います。

野次と怒号に耐えうる小道具を
もう少し用意すべきだったのです。

たとえば凄むとか、
笑いを取るとか、
縦板に水のように言葉で惑わすとか、
これらが演説の全てではダメですが、
こうした小道具を配置すべきだったのかもしれません。

演説の内容がどんなに良くても、
演者がどんなに誠実でも、
受け手次第でその評価が変わるのが演説の難しさです。

この点に、あと一歩の配慮があれば、もっと良かったと感じます。

演説はストレート一辺倒ではダメなのです。

いずれにしても多くのことを教えてくれる演説です。



2)新春の集い
知内・木古内後援会主催の新春の集いを
昨日、木古内町で開催しています。

日曜日の午後ですが、
大勢の皆さんにご参加頂きました。

来賓として、脇本知内町長さん、
大森木古内町長さんをはじめ、
議会関係者を含む多くの方に出席頂いております。

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・ 一次産業の振興策を
・ 地方財政の充実を
・ 地域の実情に合致した戸別所得補償を
・ 郵政を適切な姿に戻してほしい
・ 福祉に力を

参加者の皆さんとの懇談では、
こんな話が出ていました。

また一番多かったのは、
私の健康を気遣う声でした。

仕事をしっかりと行うのは当然だが、
やり過ぎるな、
体に気をつけろなどの気遣いに、
心から感謝しています。



3)住民投票法制
新聞報道によれば
政府が住民投票法制の検討作業に入ったようです。

地域主権改革に絡めて報道されていますが、
はて?、どこで検討するのだろうか。

秋の臨時国会への提案もありそうですが、
住民投票は、良い制度のように思われますが、
私は課題も多いと思っています。

その課題をどう克服するか、
法制化検討作業の中で、
しっかりと対応しなければなりません。

また住民投票には法制化や
制度設計では越えられない課題もあります。

これは平成の大合併時の
住民投票議論を再度検討してみると、
良く見えることですが、
法制化と同時に、
住民投票制度に潜む、
熟議民主主義を阻むワナについても注意が必要です。



4)国会審議
国会審議について、色々と指摘されることがありますが、
議論を深めるためにはどうすべきなのか、
思いを巡らしています。

日本の国会は、
本会議も委員会も、
基本的には、複数の議員が任意に手を挙げて、
自由闊達に議論を戦わせる形式ではありません。

一人の議員が、持ち時間の範囲で政府などに、
質問を行なって、それに答弁するのが普通です。

質問、答弁の繰り返しです。

したがって、質問者以外の議員は、
それを聞いているだけです。

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また賛否の討論は、
一般的に想定される討論とは違います。

普通「討論」とは、
何か特定の問題について、何人かが、
意見をたたかわせることです。

しかし、本会議や委員会の討論は、
一人の議員が、
一方的に賛成や反対の意見を述べるのみで、
それに対する応酬はありません。

この討論も、他の議員は、聞いているだけなのです。

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委員会の質問、答弁、
この繰り返しによって議論が深まるのは事実ですし、
質問者以外の方も、
そのやり取りを聞いて理解が深まることは事実です。

しかし国会で議論が深まるということは、
通常の会議などでの意味合いと
少し違っていると理解すべきです。

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繰り返しますが、
質問者と答弁者、あるいは討論者以外は、
聞いているだけです。

特定の議員が行う質問や討論の最中に挙手をして、
議長や委員長の指名によって、
他の議員が発言をするというものでは、
一般的にはあり得ません。

だからこそ、委員会や本会議で離席をしていても、
居眠りをしていても、
委員会運営などには、大きな影響がないのです。

いわゆる学校の授業と違って、
いつ自分に発言順番が回るか分からない、
そんな状態ではありません。

だから審議に集中していなくとも、
野次を飛ばすこともできます。

しかし野次るためには、
審議を聞いていなければなりませんから、
誤解を恐れずに言えば、
野次を飛ばしている人のほうが、
審議に集中している場合もあるともいえるのです。
(もちろんだからと言って
野次の全てを肯定しているわけではありません。)

野次の話は、いずれ機会を改めて書きます。


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こうした現状の中で、国会議員が、
委員会や本会議での案件に集中するためのToolとして、
私はTwitterが有効ではないかと思っています。

国会や委員会のリアルタイム中継は、
もう既にインターネット上で実現しています。

だから国会議員は、Twitterで
あえて中継のようなことをする必要はありません。

議場や委員会室で繰り広げられる、
質疑者や答弁者の発言に
Twitter上で短くコメントを入れることを
私は考えています。

短くコメントを入れるためには、
審議に集中しなければなりません。

またコメントを入れられるということは、
その案件に精通していなければなりません。

つまりTwitter上で、審議の内容に呟きを入れることは、
多くの議員や、
(ネット中継を見ながら市民が呟くなら)多くの国民が、
議論に参加することと同様の効果が期待できるのです。

議場や委員会室で、リアルタイムで呟くことは、
議員の職責ではないとの指摘がありますが、
私は、このTwitterを適切に使えば、
今以上に、議論が進化すると感じています。

こんな日が実現しないのか、
もう少し模索をしてみます。

(こうした点について
私にはいくつかの体験があります。
これについてまた後日書きます。)


5)国富
国の正味資産を「国富」と呼びます。

2008年末時点のこの国富は、
前年比0.1%減の2,783兆円で、
3年ぶりの減少です。

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政府と民間を合わせた国全体の資産は、
前年末比5.1%減の8,016兆3千億円。

これは2年連続の減少であり、

減少幅は比較可能な1980年以降で最大です。

負債は5,233兆2千億円。

この資産から負債を差し引いたのが正味資産です。

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国富は、GDPとともに国の経済規模を示すものです。

2008年は、
リーマン・ショックによる金融資産の目減り、
財政悪化で政府の借金が増えたこと、
こんなことが原因で、国富が減少しています。

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国富の内訳

国や地方自治体など「一般政府」は11兆8千億円
(前年末比80.8%の大幅減)

10年前の1998年末(231兆6千億円)と比較すると、
わずか5%に過ぎない。

家計は同5.4%減の2,046兆1千億円。
(株式や土地資産が目減り)

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日本の国富はピークは、
バブル期の1990年末に3,531兆5千億円。

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一般政府の国富が、急激に縮小しています。

今後の財政運営は、発想の転換、
相当の荒療治が必要ですが、
そのためにも、とにかく情報公開が必須です。

情報公開がなければ、診断ができません。

診断ができなければ、
適切な処置、処方ができません。



さあ、今日もしっかりと前進します。

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   2010・2・1 Seiji
Ohsaka

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