6月8日 その1181『逢坂誠二の徒然日記』
掲載日:2010.06.08
今朝は、いつもと順序を変え、
まず起きてから5キロの軽いジョギングをしてから、
PCに向かっています。
今日の都内は、雲が多く湿度も高めです。
そんな中、ゆっくりと走り、
家に入ると一気に汗が吹き出しました。
今日はいよいよ、菅内閣の組閣です。
大臣の顔ぶれは、
事前の報道のとおりだと思われます。
今夕には新内閣が動き出します。
1)新しい公共
日本の社会には古くから
お互いが緩やかに支え合って
地域や社会全体を元気にする仕組みがありました。
しかし、明治以降の近代化、特に戦後の高度経済成長の中で、
こうした仕組みがすっかり崩壊し、
公共は官が独占的に担い、企業は利潤を追求する組織、
そんな認識が強くなってきました。
その結果、私たちの社会は
様々な問題に柔軟に対応できないばかりか、
自殺者の増加など個人を大切にしないものとなってしまいました。
社会の様々な課題解決のため、
私たちの社会を人々の支え合いと活気のあるものへと
再構築する必要があります。
そのためには、官や民間、個人などの立場をこえて
多くの当事者たちによる自発的な協同の場、
すなわち「新しい公共」の考え方に基づいて、
人や地域の絆を作り直しながら、
人に優しいしなやかな社会を目指す必要があるのです。
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鳩山政権のもとで発足した「新しい公共円卓会議」では、
以上のようなことを、全国、あるいは世界の実践例を踏まえながら、
具体的に会議を積極的に公開し、
ツイッターでの意見交換など多様なメディアも活用しながら議論し、
6月4日に「新しい公共宣言」を会議参加者全員で署名確認しました。
今後は、この宣言を多くの皆さんと共有したいと考えています。
この共有の取り組みとして先月22日には、
京都で新しい公共を考える
出前講座を実施しています。
引き続き6月5日には、札幌で、
私も参加して出前講座を二箇所で開催しました。
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【今回の開催趣旨】
・
「新しい公共」円卓会議関係者が全国各地域に出向き、
「新しい公共」について理解を深め、周知を図る契機とする
・
具体的には、「新しい公共」に関連した地域での行事に、
「新しい公共」円卓会議関係者が参加し、
円卓会議宣言等の紹介や意見交換を行う
こんな趣旨で今回は開催をしました。
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午前は、札幌市中央区の「OYOYO まち×アートセンター さっぽろ」を会場
に、
文化芸術関係、まちづくりなどのNPOなどの方40名近くが参加しました。
2時間の予定でしたが、議論が白熱し、
結局、20分ほど時間を延長したのですが、
終了後も会場のあちこちで話し込む方も多く見られました。
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午後は、西区発寒の「カフェ・ハチャム」での、
商店街トークに参加しています。
前半1時間は美よし乃餅店店主によるトークが行われています。
お店の成り立ちや自己紹介、
商品紹介や作業の裏話が披露され、
実に見事なトークでした。
後半1時間は、私と
「新しい公共」円卓会議メンバーの堀さん(UBS証券)が、
参加者の皆さんと意見交換をしています。
さらに北大法学部の中島岳志先生も参加し
議論を深めました。
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今回は、急な開催だったのですが、
多くの皆さんに熱のこもった議論をして頂き、
極めて窮屈な日程の中でしたが、
参加して本当に良かったと感じています。
さあ、今日もしっかりと前進します。
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2010・6・8 Seiji
Ohsaka
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