12月20日 その1947『逢坂誠二の徒然日記』
掲載日:2012.12.20
都内は、雲のない朝を迎えた。
外は、暖かそうに見えるが気温は低い。
朝は4度程度だ。
1)作業終了
東京事務所の撤収作業が昨日で終了し、
今日、地元へ向けて荷物を発送する。
段ボール箱40個をこえる荷物だ。
国会に来た時は、体一つで乗り込んできたのに、
この7年で、随分と荷物が増えたものだ。
慌ただしい時間を過ごした、議員会館を後にして、
心機一転、新たな活動の開始だ。
2)両院議員総会
党大会に次ぐ党の意思決定の場である両院議員総会が、
昨日、開催されたようだ。
参加資格は議員のみであり、
その詳細は分からない。
とにかく意思を統一させて、
皆さんで頑張ってもらいたいと思う。
3)景気
総選挙後、景気を如何に元気にするかに
話題が集中する傾向がある。
公共事業を柱にする補正予算は10兆円規模らしい。
魅力的な話だ。
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日銀も、物価目標は「2%」とする方向で、
政府と協定を結ぶ可能性がある。
目標達成に向け、
金融緩和を強め、
物価が下がり続ける「デフレ」からの脱却をめざすという。
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経済の話は重要だが、
経済が元気になれば、
必ずしも国民が元気になるというものではない。
そもそも従来型の好景気で、
本当に国民の幸せが得られるのかどうかを
もっと突っ込んで考えてみる必要がある。
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仮に従来型の好景気になったとして、
国民の今の閉塞感が払拭されるのかどうかも課題だ。
2002年から2008年までの間、
名目GDが21兆円(年率換算)増えた計算になっている。
この間、多くの大企業が過去最高収益となったが、
逆にサラリーマン所得が4兆円減っている。
逆に資本家所得が25兆円増えている。
景気が良くなっても、
資本家から労働者に利益配分がなされていない。
国民全体に好況感ないばかりか、
この時期に格差が広がっている。
こうした今の経済社会の構造が問題だ。
単に経済が良くなれば、
株価が上がれば、
ハッピーという現状ではないことに留意が必要だ。
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地域や個人に、お金が回ることが必要だ。
仮に公共事業を基本にした補正予算であるにしても、
地域の中小事業者の利益が増すような
発注方式にしなければ、
全国の毛細血管にまでお金が回らない。
公共事業予算の確保とともに、
その発注の仕組みを変えねばならない。
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・
一次産業を出発点にして6次産業化
・
環境エネルギー分野(グリーン)
・
医療や介護福祉分野(ライフ)
私はこの選挙期間中、
日本の経済を考える上で、
この3分野が重要だと繰り返し話したが、
残念ながら、それが受け入れられることはなかった。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2012・12・20 Seiji Ohsaka
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