2月8日 その1997『逢坂誠二の徒然日記』

掲載日:2013.02.08



函館は昨夜から強い風、

吹雪模様の天気になっている。



夜遅くの帰宅時には、

真っ直ぐ歩けないほどだった。



今日も強い雪と風に注意が必要な天候だ。



夜明け前の気温はマイナス4度。



日中は1度程度になる見込みだ。







1)経済財政諮問会議

自公政権になって復活した、

経済財政諮問会議について、

いくつかの懸念があった。



昨日の東京新聞にその指摘があり、

やはり…、との思いが強い。



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東京新聞の指摘は、



「経済財政諮問会議のメンバーに、

企業経営者が現職のまま名を連ねていることで、

自社の利益を求めて国民全体の利益と矛盾する

「利益相反」の問題が浮上している」



というものだ。



私も全く同感だ。



特に脱原発が国政の大きな課題になるが、



原発メーカーである東芝の佐々木則夫社長と、

東京電力社外取締役である

三菱ケミカルホールディングスの小林喜光社長、



この二人が諮問会議の議員となっている。



これで、本当に客観的な議論ができるのか、

私も大いなる懸念を抱いている。







2)どうする大間原発

昨夜、函館市民会館で、

「どうする大間原発?

 プルトニウムと暮らせる?」と題する

3部構成のフォーラムが開催された。



1部は、

詩人のアーサー・ビナードさんの

ゲストトーク。



ビナートさんは、

ユーモアを交えつつ、



「原子炉は、発電装置ではなく、

 プルトニウム製造機」であり、

高速増殖炉「もんじゅ」、

六ヶ所の再処理工場、

大間原発、これら一連の施設を

人類史上、最も危険な部類に入る施設だと指摘する。



先月18日、

東京電力が、

福島第1原発の港で捕獲した魚「ムラソイ」から、

1キロ当たり25万4000ベクレルの

放射性セシウムを検出した

と発表していることを改めて紹介。



魚では過去最大で、国の食品基準値の2540倍。



この対策として、

東電は港と外海の「仕切り網の設置」や

「魚の駆除」を行う発表しているが、

その非現実性に言及した。



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ビナートさんの話は、

ユーモアに溢れていたが、

原子力発電の課題問題点に

鋭く切り込むものだった。



ビナートさんは、

BobDylanの

絵本『始まりの日』(岩崎書店)の日本語訳者だ。



そんなこともあってフォーラム終了後、

お会いできるかと淡い期待を持っていたが、

お会いできず…、残念。



2部は、

地元の皆さんによる、

パネルディスカッション。



農家、水産加工事業者、

24時間介護が必要な自立生活の方、

高校生の4名が発言者だ。



それぞれの立場から、

大間原発への懸念を語った。



七飯町でチーズを作っている

農業者山だあゆみさんが、



「かつて自分は、

 原発反対一辺倒だったが、

 最近は考えが変わった。

 色々な立場の方に寄り添うことが、

 (この問題を考えることが)重要」



と話されていたのが印象的だった。



途中の休憩では、

函館で活動をするバンド

「スクランブルエッグ」の演奏。



スクランブルエッグは、

街センで定期的に演奏をしているとのことで、

カントリー風の軽快なオリジナル曲を聞かせてくれた。



3部は、

加藤登紀子さんの歌とゲストトーク。



加藤さんは、

映画『福島 六ヶ所 未来への伝言』や

http://www.rokkashomirai.com/



チェルノブイリ連帯基金の活動を紹介しつつ、

http://jcf.ne.jp/



名曲「百万本のバラ」などを披露した。



加藤さんもちょっと重い曲だがと紹介した、

「神隠しされた街」を聴いて、

心底、暗欝な気持ちになった。



原発事故があまりにも悲惨で、

今後とも長期にわたる対策対応が必要なこと。



日本社会全体が、

原子力利用を止める方向に必ずしも向いていないこと。



原子力利用を止めるために、

多くの皆さんに納得頂くと同時に、

膨大な取り組みが必要なことなど、



原子力問題だけではなく、

今後の日本社会のあり方を思うと、

非常に重い気持ちになって会場を後にした。



しかし、しかし、どんな状況であっても、

あるべき社会に向かって進まねばならない。







今日は、札幌で講演のため、

朝のうちに札幌移動を開始する。



夜には帰函し、市内で活動予定だ。



さあ今日も、しっかりと前進します。

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     2013・2・8 Seiji Ohsaka


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