6月18日 その2125『逢坂誠二の徒然日記』

掲載日:2013.06.18



今日、都内で用務のため、昨夕、上京し
た。



夜明け前の朝の気温は24度。



夜明け後も雲が多く湿度が高い。



日中は29度まで気温が上がるようだ。





朝いつもの時刻に目が覚めて、

手元の朝刊に目を通す。



最近は、何度も思うのだが、

日本に暮らすこと、日本の国民であることが、

悲しく、辛くなるような記事ばかりが目に付く。







1)原子力輸出

日本国内の原子力事故は終息せず、

現場での事故対応は、自転車操業状態だ。



使用済核燃料の処理方法は棚上げ状態だ。



復興庁のHPによれば、

全国に避難されている方は、

いまだに30万人を超えている。



http://www.reconstruction.go.jp/topics/20130520_hinansha.pdf



こんな状態であるにも関わらず、

総理の世界に向けた原発輸出行脚が続いている。



私には、全く理解できない、

金の亡者の愚行にしか見えない。







2)死亡者がいない

与党の幹部が次の発言をしたことが報じられている。



「悲惨な爆発事故を起こした福島原発も含めて、

死亡者が出ている状況にもない。

最大限の安全性を確保しながら、(原発を)活用するしかない」



「原子力発電所は廃炉まで考えると莫大なお金がかかるが、

 稼働している間のコストは安い」



これらは、

現実を把握する力も、

将来を見抜く力もない、

狂気の発言だ。



これが日本で、

優秀と言われる政治家養成課程を経た

与党幹部の発言かと思うと

絶望感を覚えてしまう。



これも今朝の報道。







3)財政ファイナンス

政府の重要閣僚が、

次の発言をしたことも今日の朝刊で報じられている。



国の借金が膨らんでいる問題について



「日本は自国通貨で国債を発行している。

(お札=日銀券を)刷って返せばいい。簡単だろ」



「お金を出し過ぎて信用がなくなったら金利は上がる」



「日本の借金は970兆円に膨らんだが、

 金利は上がっていない。

 日本は財政破綻の危機ということはない」



これらの発言は、

財政法が禁じている、

財政赤字を日銀の貨幣発行で穴埋めする

「財政ファイナンス」を連想させる。



何とも無責任な印象を与えかねない危うい発言だ。







4)TPP

TPPは、日本の主権を侵害し、

日本社会のあり方を根底から変えかねない、

国家の存立に関わる重大事項だ。



TPPの交渉参加の時期が来月下旬に迫っているが、

安倍政権がTPPに関し

市民や業界団体と対話する会合を

ほとんど開こうとしないことが報じられている。



民主党政権が担当大臣も出席するなどして、

約九十回の意見交換の場を設けたのとは対照的だという。



こんな状況の中で、

昨日、各種団体向けの政府説明会が開かれた。



この会合では、

出席団体から

市民が参加できる説明会の開催や

意見公募を求める声が相次いだ。



政府側は今後、

交渉過程に応じ情報を開示する方針は示したが



「一カ月後には交渉が本格化するので人員に余裕がない」などと、

説明会の開催や意見公募を拒んだという。





TPPは、日本の土台を揺るがす問題だが、

政府は、よらしむべししらしむべからずを決め込むのだろうか。



これも今朝の報道だ。







5)ミツバチ

レイチェル・カーソンは、

花粉交配が途切れる

「実りなき秋」に警鐘を鳴らしていた。



「人工栽培一点ばりで化学薬品をまき、

垣根や草をとりはらってしまえば、

授粉昆虫はもはや逃げかくれるところもなく、

生命と生命を結びつけている糸が

たち切られてしまうだろう」(『沈黙の春』)



花粉交配を担うミツバチは、

1990年代から大量死したり、

群れごと姿を消したりするようになり、

二〇〇七年春までに

北半球では四分の一のミツバチが失踪したという。



この原因の一端は、

ネオニコチノイド系の農薬ではないかと指摘されている。



しかし農薬メーカーは

「科学的根拠が明らかでない」と否定的らしく、

国内の動きは鈍い。



欧州連合では、

すでにネオニコチノイド系農薬の

一部使用の禁止を決めているというのにだ。



これも今朝の報道。







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私の手元に届いた新聞や、私の見たテレビが

たまたま悪いことを報じているのではない。



売り込みも、発言も、ミツバチの減少も、

いずれもこれは事実だ。



今、目の前で起きていることは、

今後、我々の恐怖に変わり得る重大事項ばかりだ。



これらが無批判で進められるなら

日本の将来は無いと思わざるを得ない。



しかしどんな暗闇の中であろうとも、

一筋の光を求めて歩かねばならない。



さあ今日も、しっかりと前進します。

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     2013・6・18 Seiji Ohsaka


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