6月23日 その2130『逢坂誠二の徒然日記』

掲載日:2013.06.23



日曜日、函館は静かな朝を迎えた。



雲は多めだ。



朝の気温は16度。



日中は徐々に雲が減って晴れ間が広がり、

22度程度になる見込みだ。







1)地元契約

私は兼ねてから、

公共工事や公共調達はできる限り、

地元企業などを活用すべきと主張してきた。



そうしなければ、

公共投資予算を計上しても、

全国の津々浦々にお金が回らないからだ。



しかし一方で、地元活用をすれば、

コストが高止まりとなって

予算の無駄が生ずるとの指摘もあった。



もちろん行きすぎたコスト高は避けねばならないが、

多少のコスト高なら、

私は地元活用の比率を上げるべきと思っている。



多少割高な側面があっても、

地元の企業や事業所、商店を守ることが、

最終的には、地域住民の利益につながる場合が多い。



もちろん行き過ぎた地元優先で、

逆に地元企業の足腰を弱めることもあるので、

それは丁寧に行うべきだが、

何でもかんでもコスト重視の大規模発注、

大量購入では地域経済は疲弊する一方だ。



これまでもこうした主張をずっと行い、

新幹線工事などでも、成果を上げつつあった。



今回、国交省が私のこうした主張などにも沿う対応を

することが決まっている。



====



来年度から以下のことができないかの検討が始まる。





道路などを維持・管理する公共工事の発注に

地元の建設業者を優先する仕組みをとり入れる





工事を入札する際、価格だけでなく、

地元の働き手をどれだけ雇っているかなどを重視





規模が小さい工事をまとめて発注し、

地元業者が安定して受注できるようにする





新しい入札では、地元で何人雇っているか、

地元でどれだけ建設機械を持っているかなども重視





別々に発注している点検・補修や清掃などをまとめて発注し、

数年間の契約を結ぶことも検討



====



こうしたことは来年度からと言わず、

出来る限り早く行うべきだし、

維持管理などに限らず、

工事や建築、物品調達にも適用範囲を広げるべきだ。



いずれにしても私の主張に沿う方向で

改善が進むのは嬉しいことだ。







2)有権者を甘く見るな

先日、参議院選挙に向けた

自民党の公約が発表された。



これに対して、昨日の朝日新聞は、

「自民党の公約―有権者を甘く見るな」

と題する社説を掲載した。



以下に、抜粋引用する。



====



公約の冒頭に、安倍首相はこうつづっている。



日本を覆っていた暗く重い空気は一変しました――。



本当にそうだろうか。



出足こそ好調だったアベノミクスだが、

このところの市場乱調で先行きには不安が漂う。

首相の認識は楽観的すぎる。





個別の政策目標も、威勢のいい数字が並ぶ。





今後3年間で設備投資を年間70兆円に回復





17年度末までに約40万人の保育の受け皿を新たに確保





20年に農林水産物・食品の輸出額を1兆円に



しかし、いずれもハードルは高く、実現の道筋は描けていない。





一方で、来年4月の消費税率引き上げに

一切触れていないのはどうしたことか。



社会保障改革も

「国民会議の結果を踏まえて必要な見直しをする」

とするにとどめた。



ともに国民に負担を強いるテーマだ。

選挙に不利になるから盛り込まなかったとすれば、

これほど有権者をばかにした話はない。



09年の総選挙で、

民主党はバラ色のマニフェストを掲げ、破綻につながった。

野党としてそれを批判してきた自民党が、

同じ轍を踏もうというのか。





看過できないのが、原発をめぐる政策転換だ。



先の総選挙で自民党は

「原子力に依存しなくてもよい経済・社会構造の確立をめざす」

と公約していた。たった半年前のことである。



それが今回は

「地元自治体の理解が得られるよう最大限の努力をする」と、

休止中の原発の再稼働推進に踏み込んだ。



3・11から2年が過ぎ、

安全より経済優先で理解が得られると思っているのか。



首相は衆院選公約との整合性をきちんと説明する責任がある。





この参院選を機に、

与党は衆参両院で過半数を得て

「政治の安定」を実現しようとしている。

そうなれば、今後の政策を進めるうえで

与党の力は格段に強まる。



私たちが、自民党の公約に注目するのはそのためだ。



公約では、

憲法改正や集団的自衛権行使など、

いわゆる「安倍カラー」を強く打ち出してはいない。



だが、参院選が終わったら

「白紙委任」を得たとばかり走り出すようでは困る。



この公約には、そんな危うさがつきまとう。



== 以上、抜粋引用終了 ==



この社説の指摘は、極めて大事なものだと思う。



同じく昨日の天声人語も自民党公約に関する指摘だ。



== 以下、抜粋引用 ==



「メザシ」で男を上げたのは土光敏夫さんだった。



国の行政改革に熱を注いだ。



晩飯をメザシですます質素な生活ぶりで

「メザシの土光さん」と親しまれた風貌を、

自民党の参院選公約を読みつつ思い出した。



数えると、公約の中にメザシが33あった。

といっても魚ではない。「目指し」である。



「一人ひとりの雇用と所得の増大を目指し……」

「待機児童解消を目指し……」

「生産する喜びを実感できる農業・農村を目指します」



いろいろと夢は膨らむ。



しかし、読んでも実現への道筋は見えてこない。



達成の時期が遠いものも多く、

とにかく信じて任せてほしい、という印象だ。



「絵に描いたメザシ」になりはしないか、不安も膨らむ。



公約の冒頭で、安倍首相は

「三本の矢によって、

日本を覆っていた暗く重い空気は一変しました」

と自賛する。



冷静に眺めれば、

株価の上昇に世の中が浮かれ加減なだけではないのか。



国の借金は1千兆円へと膨らみ続ける。これこそ重い現実である。



メザシの土光さんが執念を燃やしたのは、

借金大国を嘆き行革を進めた。



「おれは4、5年もしたら地獄の釜の底にいるだろう。

君たちが日本をどう動かすか見ているぞ」

と政治家や官僚に言っていた。



ところが借金は何倍にも増えてしまった。



夢を並べ、公共事業に回帰し、

痛み分けの負担に目隠しの公約を読むと

自民党はどこが変わったのかと思ってしまう。



== 以上、抜粋引用終了 ==



この天声人語、そして社説も念頭に、

今回の参議院選挙の各党の公約の真実を、

しっかりと読みこまねばならない。



もちろん我々も、

このような指摘を受けることのないよう、

誠実な目標を立てねばならない。







今日は、正午から本町交差点で街宣を行う。



また今夜は、

月が地球に最も近づいた状態で満月や新月になる、

いわゆるスーパームーンだ。



いつもよりも月が大きく明るく見えるという。



そんな月を見ることができるだろうか。



さあ今日も、しっかりと前進します。

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     2013・6・23 Seiji Ohsaka


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