6月27日 その2134『逢坂誠二の徒然日記』
掲載日:2013.06.27
都内は、昨日の強い雨も上がって、
明るめの朝を迎えた。
空には雲があるが、青空も垣間見える。
朝の気温は19度。
日中は27度程度になる見込みだ。
1)国会
183通常国会が昨日、閉幕した。
茶番国会だった。
特に終盤を見ているとそう思わざるを得ない。
昨日、参院で総理の問責決議が可決したが、
それにどの程度の意味があるというのだ。
それ以上に、電気通信事業法など
重要法案の成立を優先すべきだっただろう。
そもそもこの問責は、
政府与党に仕組まれた感じが否めない。
予算委員会に総理が欠席したことが、
憲法違反に当たるとし、
それが問責の一つの理由だ。
予算員会の開催に不満があるならば、
それは国会のことだ。
行政府には基本的には関係がない。
だから与党が欠席し、
閣僚が出席するならば、多少は理解できる。
それなのにあえて、
総理など閣僚が欠席したのは、
野党の問責を引きだす戦略だったと思われても仕方が無い。
そしてそれを可決させ、
重要法案が成立出来なかったのは、
野党のせいだと言いたげな雰囲気が漂う。
与党も野党も、
面子と慣例に縛られた茶番を演じているとしか思われない。
2)聴く会
一昨日、有志の皆さんに企画頂いた、
6回連続シリーズの「逢坂誠二の話を聴く会・札幌」の
最終回だった。
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1月29日:「民主党政権の三年三ヶ月」
2月26日:「“原子力社会”を考える」
3月26日:「政治とは何か」
4月23日:「自治と民主主義」
5月28日:「日本を、地域を、どう捉えるか」
6月25日:「再生に向けて ―信頼をどう再生するか」
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一昨日まで、以上のテーマで開催され、
毎回、70~80名ほどの方に参加頂いた。
この6回の話は、
私にとって大いにプラスになった。
・
自分の考えを整理する非常に良い機会となったこと
・
私の話を毎回多くの方に聴きに来て頂き、
私の勇気・元気につながったこと
この間の開催を企画した有志の皆さん、
さらに参加頂いた皆さんなど、
関係者の皆さんに心から感謝したい。
有志の皆さんは、
今後も何らかの会を企画したいと話されているが、
皆さんと相談したいと思う。
感謝、感謝、有り難うございます。
3)選挙制度改革
安倍総理が26日の記者会見で、
衆院の大幅な定数削減を含む選挙制度の抜本改革に関し、
有識者による第三者委員会を
国会に設置する考えを表明した。
一見これは、
評価される取り組みに見えるが留意点がある。
・
選挙制度は、
日本の政治体制をどう構築すべきかと密接な関係がある
・
つまり目指したい政治体制に関する十分な議論があって、
初めて選挙制度議論ができる
・
有識者は、
目指すべき政治体制のあり方の例示はできるかもしれないが、
最終的にそれを決めるのは政治の場
・
専門家や国民の多様な意見を踏まえつつも、
日本の政治のあり方を決めるのは最終的に政治の場
・
こうした議論は、答えが簡単に出るものではないため、
期限をしっかり区切った議論をすることが大事
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つまり、第三者委員会に白紙で諮問することはあり得ない。
目指すべき政治体制、その議論をどこで行うのか、
その点を明確にした上でなければ、
第三者委員会は機能しないだろう。
今日は帰函後、
上ノ国での仕事が入っている。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・6・27 Seiji Ohsaka
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