7月18日 その2155『逢坂誠二の徒然日記』

掲載日:2013.07.18



昨日、帰函の予定だったが、

急遽、来客やら会合やらで、

今日の帰函となった。



今日の都内は、

空全体が厚い雲に覆われている。



徐々に晴れ間が広がるとの予報だ。



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朝のうちに函館に移動を開始する。



函館は終日、曇りの予報だ。



東京の予想最高気温は33度、

函館は19度と、随分と差がある。







1)年金財源

以前から気になっていたのだが、

6月7日、政府は、

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の中期計画を変更した。



運用比率の構成割合を2006年の設立以来、初めて見直し、

国内株11%→12%、

外国株9%→12%などに変更する内容だ。



つまり国民の皆さまからお預かりしている年金原資を、

株式市場で運用する割合を高めることになる。



これによって株価が数百円動き、

市場へのインパクトが非常に大きいものになった。



安倍総理は、

GPIFの12年度運用益が

過去最高の11兆2222億円になったと胸を張っている。



逆に自公政権だった08年度には、

金融危機などで9・3兆円の損失を出した。



年金資金は、運用利回りも安定が優先されてきた。



株式市場への傾斜を強めると当然リスクが高くなるし、

政府による露骨な株価維持策(PKO)だとの批判もある。



政府内では、投資対象をさらに広げる議論もあるらしいが、

より不安定度合いが高まる可能性がある。



経済再生のために年金原資を提供するのは、

健全な姿とは思われない。







2)縮小社会

7月14日北海道新聞朝刊のコラム「異聞風聞」の指摘に同感だ。



筆者である編集委員の大西隆雄さんの視点は

いつも切れ味が良い。



タイトルは、「「縮小社会」という別の道」だ。



以下に抜粋引用する。



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各党党首の参院選遊説で印象に残ったのは、

安倍晋三首相の次の一言である。



「私たちが進めている道は間違っていないんです。

 この道しかないんです、皆さん」



 「この道」が指すのは、無論、経済成長にひた走る道だ。



金融緩和、財政出動、成長戦略の「3本の矢」。



果たしてそれが唯一無二か。



「別の道」があるではないかと、

成長路線からの決別を主張する人々もいる。



転換のキーワードは「縮小」だ。



物質的豊かさを追い続ける成長の限界を自覚し、

「GDPが低くても幸福に暮らせる」道を探ろうと――。



「縮小社会研究会」代表理事の松久寛さんに会って聞くと、こう言った。



「研究会の『縮小』という名前に問題意識を込めました。

『持続』でもなく、もとより『拡大』ではない。

あくまで『縮小』。

成長の果ての破滅を回避するには、この道しかありません」



研究成果の中間報告を兼ね、

昨年4月、「縮小社会への道」(日刊工業新聞社)を出した。



副題が意図を言い当てている。



「原発も経済成長もいらない幸福な社会を目指して」



松久さんはこう書いた。

「何となく不安を持ちながらも、何とかなるであろうと、

 誰もが将来の議論を避けてきた」。



エネルギー消費の拡大と歯止めなき成長――。



福島原発事故はそうした根拠なき楽観と

経済の量的拡大主義の帰結である、と。



同書の第1章は「脱原発は縮小社会への入り口」。



以下「成長の限界点」「再生可能エネルギーの可能性」

「日本経済の縮小」と続き、

脱原発と経済規模縮小による転換を提唱する。



第15回研究会に私も参加した。



「縮小社会の姿」をテーマに談論風発。



GDP減少、大企業集中・広域物流から地産地消・小規模経済へ、

大都市集中から地方分散、意識改革が必要――。



日本を代表する製造企業のOBが言った。



「現役時代はグローバル競争の中で生産性信仰に凝り固まっていた。

 でも成長のデメリットを感じる。生産性アップや大量生産、

 利益至上主義の社会は行き詰まると思う」

 

「縮小社会」は絵空事だろうか。



毎度の成長路線を唱える政治で問題は片付くのか。



答えは否だと私は思う。



加速度的に進む人口減少があるから。



たとえ原発を再稼働しても核のごみは解決できず破綻は明白だから。



何よりも、

「経済の拡大がすべてを解決する」という成長信仰からの転換が

3・11後の日本の命題だと思うからである。

 

== 以上、引用終了 ==



大西さんは、コラムの最後で次のことを述べる。



「今度の選挙には既視感が漂っている。

 昨年暮れの衆院選で自民党が圧勝して政権復帰し、

 今回どの世論調査もその流れの継続を予測している。



結果は見えている――と言うなら、恐らくその通りだろう。



しかし、結果にかかわらず、

日本社会の課題は厳然としてそこに残る。



日本国民の生き方を問う選挙だと思うゆえんである。」



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まさに指摘のとおりだ。



今回の選挙は、

日本の生き方を問う選挙だ。



よもや間違っても、

現政権に白紙委任状を渡すようなことがあってはならない。







3)ポール・マッカートニー

ポール・マッカートニーが、

11月に東京、福岡、大阪で公演するとのニュースが流れている。



来日公演は11年ぶりだ。



ポールは、ビートルズの一員として1966年に初来日。



ソロとしては、1990年、93年、2002年に来日公演した。



今回は、5月にブラジルからスタートした

世界ツアーの一環だという。



ポールも71歳だが、どんなステージを見せるのだろうか。







4)芥川賞・直木賞

第149回芥川賞・直木賞が、昨夜、発表された。



芥川賞は、

藤野可織さん(33)の「爪と目」(新潮4月号)、

直木賞に、

桜木紫乃さん(48)の「ホテルローヤル」(集英社)が、

それぞれ選ばれている。



桜木さんは、釧路生まれで、現在、江別市に在住している。



早速、作品を読んでみたいと思う。







さあ今日も、しっかりと前進します。

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     2013・7・18 Seiji Ohsaka

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