9月20日 その2220『逢坂誠二の徒然日記』

掲載日:2013.09.20



今日も全国的に太陽のマークが多い天候
だ。



昨夜は、中秋の名月を眺めつつ、夜を過ごした。



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今日、午前2時25分ごろ、

福島県で震度5強の強い地震があった



この地震で福島第一原発・第二原発や

日本原電東海第二原発への影響は確認されていない。



ホッとしている。



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昨夕、またまたJR森駅付近で、

貨物列車が脱線し、

JR函館線が不通になっている。



今回は、天候が悪いわけではない。



JR北海道の線路管理のレベルについても、

相当に厳しくチェックしなければならない。







1)法人税減税

景気対策とか、

企業の海外流出を抑制するとかの理由で、

法人税の実効税率を引き下げる議論が

いつも出てくる。



私はこれには、違和感がある。



法人税は日本の経済活動の足を引っ張っぱる、

優先的にその引き下げに

取り組まなければならない課題なのだろうか。



法人税は、基本的には、

収益の出ない企業には課税されない。



ある一定のルールのもとで、

過去の損益を繰り越して、

今の収益を相殺する制度もあり、

その場合も法人税は納税されない。



確かに納税する側にとっては、

法人税は、高いより安い方が良いに決まっているが、

法人税引き下げが、

日本の経済活動の元気を考える際の

第一優先課題なのだろうか。



私は、法人税以上に、

中小企業も含む多くの企業にとって効果的なのは、

たとえば社会保険料の事業主負担の軽減など

ではないかと思う。



そうすれば雇主も職員を雇いやすくなるだろうし、

雇用の場の増加に繋がりはしないか。



社会保険料事業主負担の軽減は、

いわゆる企業だけではなく、

小規模な事業者にとっても有利なはずだ。



それにもかかわらずいつも

法人税減税だけが取りざたされるのは、

社会全体が思考停止状態になっている印象を受ける。







2)福島第一原発視察 その12

この原発視察報告も終盤に近付いてきた。



今回の視察は、

まさに百聞は一見にしかずであり、

今まで知っていたこと、予め理解していたことも、

その理解度が高まり、

私の心に、それらのことがストレートに

飛び込んでくるようになった。



さらに新たな知ることとなった事実や、

これまでにない感覚を持つに至ったことも多い。



特に標高10メートル地域から

海に至る原子炉のあるエリアの印象は強い。



地震と津波の威力の激しさは、筆舌に尽くし難い。



色々と作業が続いているのだろうが、

正直なところ全く手付かずというのが、

原子炉本体についての現状だろうか。



また大雨になれば、雨水は汚染地域を通過して、

港へと(今風の表現を使えば、)ダダ漏れ状態だろう。



凍土遮水壁も、技術的に確立されたものではないし、

その有効性も十分確認されたものではない。



仮に海側だけの凍土遮水壁が機能し、

地下水がそこで食い止められるとすれば、

何が発生するだろうか。



原子炉が立地する地域に地下水が滞留し、

原子炉に対する浮力が働くことになるかもしれない。



原子炉建屋を囲む遮水壁は、

4方向がしっかりと機能しなければ、

大惨事を引き起こしかねないことも予想される。



どのエリアから工事を進めるか、

その手順が重要になるだろう。



さらに凍土遮水壁の4方向の強度が同じでなければ、

強度の弱い部分から地下水が侵入したり、

逆に流出したりすることも想定される。



鋼板なら強度を保ちやすいだろうが、

土地を凍らせることによって

均質均一な強度を確保することは

至難の技のようにも思われる。



通常の環境でも難しい工事だが、

強い放射性を帯びたガレキの中で、

防護服を身につけた劣悪な環境で

作業を進めることも相当な困難だろう。



視察当日も原子炉に近づくと、

同行者の線量計のアラームが鳴りっぱなしになった。



表示画面をのぞき込むと「900μs/h」の値を示していた。



およそ1ms/hという高い放射線量だ。



こんな環境の中で、

長時間にわたり緻密な作業をすることは難しい。



しかも原子炉から海までの敷地は、必ずしも広くはない。



海側から原子炉を付近を眺めると、

山側から眺めていたとき以上の、

押し潰されそうな重圧や恐怖感、

さらに絶望感を覚えてしまった。



私のこうした見方を悲観的すぎる

と感ずる方も多いかもしれないが、

現場の現実は、私の感ずる以上に

深刻なものではないかと思っている。



だが、どんなに絶望的なものであっても、

私たちはこの現実を避けて通ることはできない。



この厳しい現実からの脱却に向け、

最大の力を注がねばならない。



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安倍総理が昨日、福島第一原発を訪問し、

放射能汚染水漏れの現場を視察した。



総理は視察後、汚染水の影響が

「完全にブロックされている」と改めて発言した。



あの現場を見て、どうしてそう感ずるのだろうか。



さらに視察現場で5、6号機の廃炉を要請したという。



あの状況の中で5、6号機が運転できるはずもなく、

廃炉は当然視されていたことだ。



それをあえて、視察という場で、廃炉に言及するとは、

見栄えだけを気にする、馬鹿げた行いだ。



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国のトップリーダーが、

史上最大ともいえる国家の危機を前にして、

あえて目をつぶっている。



そのことに対して、側近も何もものが言えない。



この危機を

国民の歓心を買うパフォーマンスに利用している。



これは国家を破滅に導く危険な姿だ。



こうした状況に、

マスコミも厳しく指摘できないとすれば、

戦前の日本と同じ状態に陥っている。



こんなことを見ていると、心が張り裂ける思いだ。



(以下、続く。)







さあ今日も、しっかりと前進します。

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     2013・9・20 Seiji Ohsaka

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