10月5日 その2235『逢坂誠二の徒然日記』

掲載日:2013.10.05



全国的に雨がち、

特に沖縄は大荒れだの天候だが、

北海道だけは、晴れ間が広がるようだ。



今日は、新月。







1)

一昨日、芦別に向かうため

空知平野をJRで北上した。



稲刈りの終わった田んぼを眺めながら、

JR特急での移動だ。



以前、この路線で移動した際も、

車窓から田んぼの風景を楽しんだ。



その頃は、まだ田植えが終わったばかりの青苗が、

キラキラ輝く水面の中で揺れていた。



あれからたった三ヶ月程度の時間で、

青苗から大きく成長し、

あの弱々しさからは想像をすることもできない

切り株を残して収穫が終わっている。



植物の成長とは、実に劇的なものだ。

たったこの数カ月の間に、

モミから苗へ、そして稲へと成長し、

たわわに実った稲穂が頭を垂れ、

そして今は刈り取られている。



土と水、そして太陽のエネルギー、

この三つが凝縮した

自然の営みの気高さを感じながらの

JR移動だった。



====



昨朝は、芦別からJR滝川駅まで、

市役所の皆さんに自動車で送って頂いた。



昭和40年代の初めの数年間、

訳があって、私は、夏と冬の一時期を必ず滝川で過ごした。



その頃の記憶は今も鮮明で、

滝川、赤平、芦別、

そして深川、留萌は、私にとって特別な場所だ。

(夕張、歌志内、三笠、美唄なども、

別の意味があって特別なのだが…。)



昨朝は、その40年以上前の風景を

思い出しながらの移動だった。



芦別も赤平もバイパスができ、

街の中を通る少ない。



あれほど高く、黒く威容を誇っていたボタ山も、

今はすっかり草木に覆われて周囲の風景に溶け込んでいる。



否が応にも時間の経過を感じざるを得ない。



滝川のはずれからJR滝川駅周辺に向かっての区間は、

残酷とも感じられる変化に打ちのめされてしまった。



市のはずれには、

いやと言うほどの郊外型店舗が林立している。



広い駐車場にカラフルで大きな看板が

映画のセットのように並び、

人工的な賑わいが演出されている。



週末ともなれば、さぞかし多くの家族連れなどが、

自家用車で買い物に来るのだろう。



一方、駅周辺のアーケード街は、

開くことのない錆びたシャッターが並んでいる。



私が滝川にいた頃に開業した名店ビルも、

空き店舗だらけだという。



カラフル過ぎる郊外型店舗と

錆びたシャッターと空きビル…、

その落差に愕然としつつ、JR滝川駅に到着する。



こんなことは、全国の地方都市の現実であり、

何も驚くことではない。



私だって、各地でそんな事例を山のように見ている。



しかし滝川地域は、私にとって特別な場所だ。



名店ビルの開業日には、

ファンファーレが鳴り響きテープカットが行われた。



開店を待つ人に列に並び、

私も開店の記念品を貰った。



それは賑やかで、

田舎から来た私の心を躍らせるには、

十分過ぎる演出だった。



たくさんの店舗が軒を連ねる栄町は、

まさにその町名のとおりまさに栄えていた。



毎日、商店街の書店で立ち読みをして、

ひと冬に一度は、

「きくや」で大盛ラーメンを食べた。



近所のスーパー「かくはた」では、

飛ぶように品物が売れていた。



田舎で小さな商売を営む両親の店が、

この地にあったならどんなに繁盛しただろうかと、

あり得ない想像もした。



松尾ジンギスカンには、

肉を買い求める人が溢れていた。



====



日本中の地域づくりの方向が間違った…、

私は、そう思わざるを得ない。







さあ今日も、しっかりと前進します。

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     2013・10・5 Seiji Ohsaka

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