10月11日 その2241『逢坂誠二の徒然日記』

掲載日:2013.10.11



今朝のNYも雲が多めだ。



朝5時の気温は14度程度で、

日中も17,8度までしか上がらない見込みだ。



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昨日も朝から、雨がポツポツ落ちる、

雲の多い天候だった。

そのため、外出を控え、

多くの時間を資料読みや、

ドイツ視察の準備に充てている。







1)国民皆保険

アメリカには、日本のような国民皆保険制度はない。



しかし、国民皆保険制度導入に反対する方が、少なくない。



日本では、

国民皆保険制度の維持、堅持が叫ばれており、

国民皆保険制度導入に反対する方が少なくない

アメリカの現状はなかなか理解し難い。



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確かに、アメリカでは国民皆保険制度はないが、

多くの方々が、自分の職業や所得等に応じた、

様々な保険に加入している。



基本的にフルタイム雇用がある人は職場保険に加入したり、

自営業で所得の高い方は、高額の保険料を自己負担している。



つまり既存の民間医療保険に加入している人には、

皆が平等になる国民皆保険は不要との考えがある。



せっかく高い保険料を支払って、

それなりの保険給付を受けている方にとってみれば、、

平等な国民皆保険になれば、

保険料支払いが少ない方であっても

保険給付が受けられることに対する不満があるようだ。



またオバマケアの導入の背景には、

公平性の担保と同時に、

医療費抑制の狙いもあるようだ。



そうなると、民間の保険に入っていた人にとっては、

新しい制度になってセーフティネットが強化されても

それは失業した場合などに作動するだけであり、

基本的には余りメリットはないことになる。



つまり大雑把にいえば、

オバマケアの導入よって、

失業や所得の少ない方などへの対応は良くなるが、

高い給付などを受けていた方などには、

不利な場合も想定される。



つまり国民皆保険制度がない状態は、

受けられるサービスにバラつきがあったが、

国民皆保険制度が導入されると

サービスの平均化が図られることになる。



高いサービスの恩恵を受けていた方々には、

それは許し難いこと…、

だからオバマケアの導入に反対しているようなのだ。



まさに小さな政府論と自己責任論なのだが、

本当にこれで満足度合いの高い社会となるのだろうか。



もちろんアメリカにも、福祉や相互扶助の考えがあるし、

保守層にはそれが強いとも言われている。



しかしそれを担うのは政府ではなく、

非政府が行うべきとの考えがあるようだ。



でも保険というものは、

小さな集団で支え合うよりも、

大きな集団のほうが

相互扶助的保険機能を発揮しやすいのも事実だ。



ならば政府がその役割を担うべきというのが、

多くの皆保険導入国の基本思想だろう。



ノーベル経済学受賞者のクルーグマンは、

人種差別問題が

皆保険制度を導入できない理由の一つとも指摘している。



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どんな社会であれ、一たび社会の形が出来上がると、

それを変更することは簡単ではない。



だからこそ、政治家には、

未来を見通した様々な対応が必要になってくるのだ。







連邦政府予算問題は、昨日も進展していない。



政府機関が閉鎖されて、今日で11日目に入る。



今回の訪米目的の一つである、

国立公文書館(NARA)も相変わらず閉鎖されたままだ。



NYからワシントンDCまで、

電車で2時間台後半から3時間半も時間を要する。



アメリカ滞在日程のことなどを考えると、

閉鎖されているのを承知の上で、

今日はワシントンに向かわざるを得ない。







さあ今日も、しっかりと前進します。

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     2013・10・11 Seiji Ohsaka

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