5月16日 その1391『逢坂誠二の徒然日記』

掲載日:2011.05.16



昨夜、都内入りしました。

都内は雲の多い朝を迎えましたが、雰囲気は明るい感じです。。

日中もそのままの天候のようですが、降水確率は低いようです。

予想最高気温は23度程度です。



1)iPS細胞
マウスの体細胞からつくったiPS細胞を
元のマウスに移植すると拒絶反応が起きるとの論文が、
13日の電子版ネイチャーに発表されたと報道がありました。
研究したのはカリフォルニア大学サンディエゴ校のチームです。

iPS細胞は、再生医療の切り札などとして大きく期待されていますが、
本格実用の前にこうしたことが判明するのは良いことだと思います。

今後、どんな細胞が拒絶反応を起こすのかを特定し、
さらに確度の高いiPS細胞治療が確立されればと願っています。



2)民度的余裕
15日付毎日新聞で、松田喬和さんが、
内田樹さんの著書『街場の中国論』から
「民度的余裕」を紹介しています。

孫引きですが、『街場の中国論』の一節を紹介します。

== 以下、引用 ==

「中国の為政者は外交上の失敗によって、
『トップの交代』にとどまらず、
場合によると『政体の交代』の可能性を配慮しなくてはならない」

「どれほど外交内政上の失策を犯しても、
どれほど政治的無策が続いても、それでも法治が継続し、
内戦が起こらず、テロリスト集団が形成されず、
略奪や犯罪が横行しない『民度的余裕』において、
日本は最高レベルにある」

== 以上、引用終了 ==

この内田さんの指摘は、
以前から言われていた日本の特色の一つですが、
それを「民度的余裕」という言葉で表現するあたりさすがです。

松田さんは、当該コラムの最後を次のように結んでいます。

== 以下、引用 ==

「日本が誇るこうした「民度的余裕」は、
結果として卓越した政治的リーダーの出現を阻んでいる。
だが、今回の震災は戦後最大の国難。
「民度的余裕」に依存する政治からの脱却が急務だ。」

== 以上、引用終了 ==

松田さんの指摘のとおり、日本の民度的余裕が、
卓越したリーダの出現を阻んだのは事実かと私も感じます。
政権交代が長らく起きなかった理由の一つも民度的余裕かもしれません。

しかし、私の今の悩みは、
この日本の民度的余裕が、適切に発揮されていない点です。

確かに内田さんの指摘のとおり、
内戦も略奪も起きませんので民度的余裕は高いのだと思います。

しかし、世論調査や国民の関心度合などを見る限り、
その思いや関心の振幅が極めて大きく刹那的とすら感じます。

例えば、緊急時だから公務員の給与を大幅減額すべきであるとか、
統一地方選挙は全国的に先送りすべきであるとか、
ある一定の意見に国家全体が一気に染まりかけるなど、
こうした場面では日本の民度の余裕のなさを感ずるのです。

また地域づくりを見ても、
短期的かつ直接的に効果の上がる政策だけに賛同しがちで、
少し腰を据え、地域の様々な条件を加味して、
短期的に成果の上がらない苦しさを我慢して、
長期的な視点を持って
最終的に大きな成果を生み出そうとする余裕にかけるように思います。

確かに暴動とか略奪という観点では、
民度的余裕は高いのですが、
現実社会の個々の政策場面を見ると、
刹那的民度に翻弄されている場面が少なくありません。

目下の私の悩みはこの点にあります。



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今日は、参院決算委員会で私の答弁が予定されています。
さらに朝から子育て関連の会議も開催予定です。

さあ今日もしっかりと前進します。
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   2011・5・16 Seiji
Ohsaka

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