1月27日 その2349『逢坂誠二の徒然日記』
掲載日:2014.01.27
今日は、打合せのため、
昨夜遅く都内入りした。
新千歳からの飛行機が雪のため、
1時間ほど遅れたため、
予定よりも到着がさらに遅くなった。
函館の気温は、
相変わらず氷点下だが、
都内は零度前後だ。
1)NHK
NHKの籾井会長の発言が波紋を広げている。
国内はもとより、海外からも、
その歴史認識や、
公共放送のトップとしての見識を疑う
非難の声が多いようだ。
ネット上では、
こんな方がトップなら受信料を払う必要がない
との書き込みもあるが、
そうした声が出てもおかしくない。
とにかく会長どころか、
即刻、公共放送に関わることをやめるべきだ。
2)景気と財政
安倍総理は、
現在の日本の景気がどうなることを望んでいるのか、
そのゴールが見えていないのではないか…、
そんな印象を持っている。
・物価上昇
・賃金上昇
総理はこの二つについて、
しばしば口にする。
これが目指す姿なのだろう。
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賃金が上がる
↓
買い物が増える
(需要増)
↓
物価が上昇する
↓
需要増に応ずるために新規設備投資が増える
↓
さらに賃金が上がり需要増、
設備投資が増える
こんな感じなのだろうか…。
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ここで問題は、やはり金利だ。
いつも書いているが、
日本の国と地方の借金は1千兆円。
今の日本の長期金利は1%未満と、
世界の中では異常に低い。
この低金利は、
日銀が国債を引き受けることで
実現していると言わる。
仮に金利が1%上昇すれば、
平年ベースの単純計算で、利払いが10兆円増える。
これは消費税に換算すれば4%相当分になる。
金利上昇1%で、
今回の消費増税3%分以上の歳入が失われることになる。
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アメリカの現在の長期金利は3%弱だ。
日本の長期金利が上昇に転じない保証はない。
上昇すれば、とんでもないことになり兼ねない。
それを防ぐために、
日銀はさらに国債引き受け量を増やすのだろうか。
自国の借金を、
自国の中央銀行が引き受け続けることは、
いずれ限界がくるだろう。
私には、その限界がいつなのか分からないが、
その限界を超えたときに、
インフレになるのかもしれない。
そうなれば、
この国の借金は、国民資産によって、
補われることになる…。
====
景気が上昇すれば、
財政危機に陥る、
日本はこのジレンマの中にいる。
安倍総理にはこうしたシナリオがないのだろうか。
だからこそ、私は、急激な景気上昇ではなく、
(国民受けは悪いかもしれないが、)
緩やかな変化が望ましいと考えていた。
だが既に、
国民を乗せたジェットコースターは出発してしまった。
今日も、しっかりと前進します。
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2014・1・27
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