4月16日 その2428『逢坂誠二の徒然日記』
掲載日:2014.04.16
夜明け前の奥尻の空が、
徐々に明るくなってくる。
西の水平線上に満月を過ぎた大きな月が、
淡い雲のなかで赤く光っている。
奥尻の日の出は、午前5時1分。
交通安全の旗が、
真横にバタバタとはためくような強めの風は吹いているが、
空には雲は少なく、終日、晴れの予報だ。
朝の気温は5度程度、
日中も7度位までしか上がらない見込みだ。
1)奥尻
昨日、午後のフェリーで、
福原賢孝道議とともに奥尻にお邪魔した。
昨日から3日間、奥尻島内で、
私のニュースなどを配布しながら挨拶に歩く。
昨夕は、数名の皆さんと
お茶の間懇談会もさせて頂いた。
ひとり暮らしのこと、消費税、公園の草刈、
道営住宅のこと、日常の買い物など、
身近な話題に花が咲いた。
後半私から、集団的自衛権や
憲法の話をした。
すると皆さんは、驚いたように、
そんなことになっているのかと、
異口同音に意義を唱えた。
特に武器輸出と大間原発には、
強く反対と言い切っていた。
「普段、そんな話をしてくれる人もいないし、
テレビを見ても良く分からない。」
こんな話をされる方もいた。
やはり、少人数であろうとも丁寧な話し合いが、
大変重要であることを認識する。
20年前の夏から、
多くの皆さんのご支援で、
私はお茶の間懇談会を始めた。
今、改めてその活動を強化したいと考えている。
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昨日のフェリーは、結構揺れた。
カーペットの席で、ゴロリと横になって江差港を出発したが、
10分もすれば、体が左右に振られる状態になった。
沖合では、床に放置した枕がずり動くほどの揺れになったが、
予定通り15時30分には、奥尻港に到着した。
今日も終日、島内を走り回る。
2)八百長以上
自民党の村上誠一郎衆議院議員の発言に注目が集まっている。
雑誌「世界」の最新号やテレビ番組で、
安倍総理の姿勢を批判し、まさに正論を述べておられる。
== 以下、BS-TBSでの発言抜粋引用 ==
憲法解釈の最終的な責任の所在は司法にある。
立法府や行政府がやるべきことは、
最高裁から違憲と判断されないような法をつくり
解釈して運用することだけだ。
自らが解釈して法をつくれば言葉はよくないが、
八百長以上のものだ。
行政府が法解釈して自分で勝手にやれば、
立憲主義を否定することになるから私は反対している。
国家安全保障会議(日本版NSC)はできたが、
(日本に)諜報機関はない。
アメリカなど他国の情報に頼らざるを得ない。
誤った情報で戦闘に引きずり出されたら、
誰が止めることができるか。
集団的自衛権の問題を
憲法9条に関してしか考えていないかもしれないが、
閣議決定で憲法解釈が変えられる手法が通れば、
例えば主権在民や、基本的人権の尊重などにも及ぶ。
憲法自体の存在意義がなくなる
非常に危険な状態になることを心配している。
== 以上、抜粋引用終了 ==
この村上衆議院議員発言には、
全く同感だし正論だ。
安倍総理は、なぜこんな当たり前で
かつ基礎的なことが理解できないのか、
私には、まったく驚きの現実だ。
元衆議院議長の河野洋平氏も、
同趣旨の発言をしている。
安倍総理の駄々っ子のような暴走を止めなければ、
法治国家としての日本が崩壊しかねない。
今日も、しっかりと前進します。
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2014・4・16
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