8月14日 その2548『逢坂誠二の徒然日記』

掲載日:2014.08.14



明日は、8月15日だ。



69年前の今日の昼頃からの24時間は、

日本のもっとも長い一日だったと言われる。



天皇の玉音放送を阻止するために、

宮内庁や官邸などでは、

武力行使を含む激しいせめぎ合いがあったのだ。







1)公文書

毎年この次期になると、

第二次世界大戦などに関する、

新たな事実が報道されることが多い。



重光外務大臣が、

1944年5月にソ連の仲介によって、

中国との戦争の終結を目指していた事実があったことが、

今朝、報じられている。



この事実は、東京新聞が入手した

当時の公電などによって明らかになったものだ。



こうしたことからも分かる通り、

当時は機密であった公文書も

のちの時代に確実に公開されることが大事だ。



ところが今回の文書も、

日本の公文書館で発見されたものではない。



個人が、たまたま保管していた文書が、

この貴重なものだったということだ。



終戦前には、おびただしい文書が焼却された。



今回の文書も役所では、

非常時には焼却対象となる文書だった。



それがまさに偶然、個人が所有することになったために、

今、我々はこの事実を知ることができる。



本来こうしたことが偶然に起きてはならない。



どんな機密であれ役所が確実に保管し、

後の時代に公開する仕組みを確立せねばならない。



こうした公文書管理の重要性は論を待たないが、

特定秘密保護法の施行によって、

ただでさえも脆弱な日本の公文書管理が、

さらに骨抜きにされる強い懸念を感じている。



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それにつけても思う。



重光外相が終結させたいと考えた中国との戦争は、

結局は終結させることはできなかった。



一度始めた戦争を終わらせることが、

この史実からも、今のイラクやパレスチナからも、

如何に困難なものであるかが良く分かる。







2)戦争の現実

9時間以上に及ぶ反戦映画『戦争と人間』を、

移動時間などを利用して何とか観終えることができた。



今は、この原作となった五味川純平さんの

同名小説『戦争と人間』を、

読んでいる最中だ。



この夏は、

戦争や歴史ものにたくさん触れたいとの目標を立てて、

こうした映画や小説、参考図書を意図的に読んでいる。



映画や小説には、

公文書や年表などからは伝わらない現実がある。



社会的な立場によって、

戦争の持つ意味が全く違っているということだ。



戦争の最前線で戦うのは、

軍の中では、名もなき一兵隊が多い。



幹部クラスの皆さんにとっての戦争と、

最前線で戦う皆さんの戦争は確実に意味が違っている。



地域や都市を、占領、占拠することで、

多くの罪なき市民が苦境に陥れられる。



しかし大資本家やその関係者の多くが、

そうした戦火とは全く無縁の状態でいられる。



同じ国民であっても

戦争が個人に与える影響は全く違っている。



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戦争を決断する皆さん、戦争を想定する皆さんと、

その戦争によって直接的に命を落とす人々が明確に違っている。



これが戦争の現実だ。



国家のために、国のためにとの大号令のもとで、

その戦火の災いを受けるのは、

多くの個人であることを忘れてはならない。







さあ今日も、しっかりと前進します。


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        2014・8・14

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