8月15日 その2549『逢坂誠二の徒然日記』
掲載日:2014.08.15
69回目の8月15日を迎えた。
この69年間、
私の社会に対する記憶が
明確になりだしてからの50年あまりも、
日本は平和主義を掲げて進んできた。
今、この平和主義が大きく変質しようとしている。
昨年の追悼式で安倍総理は、
歴代首相が触れてきた
アジア諸国への加害と反省を明言しなかった。
「不戦の誓い」との文言も使わなかった。
武器の輸出開始と、
集団的自衛権行使容認も閣議決定した。
武力に力点を置く、安倍総理が今日の追悼式で、
どのような挨拶をするのか。
大いに注目される。
1)GDP
一昨日、内閣府が、
今年4~6月期の国内総生産(GDP、季節調整値)の
速報値を発表した。
物価変動の影響を除いた実質で前期比1.7%減、
年率換算で6.8%減と急減し、二・四半期(六カ月)ぶりに
マイナス成長となった。
個人消費が前期比5.0%減と落ち込んだ。
個人消費は統計上で比較可能な
1994年以来、過去最大の落ち込みという。
97年4月に消費税率が5%に引き上げられた際、
97年4~6月期の実質GDPは年率3.5%減。
今回の下げ幅は97年時よりも大きかった。
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異次元の金融緩和、多額の財政出動、成長戦略など、
安倍政権は、私から見ると無謀とも思われる
景気刺激策を展開中だ。
政府の介入とも思われる株価操作は、
今後、さらに加速する気配だ。
しかし景気は必ずしも良くならないし、
多くの国民生活は厳しいままだ。
日本の経済の構造が従来の発想では、良くならないし、
仮に良くなったとしても国民の暮らしには反映されない、
そんな状況になっていることを再認識すべきだ。
もっと力を入れるべきことは、
地域の暮らしに根差した、
小さな経済の渦を強化することだ。
全国の経済には、
あるいは大きな経済には無縁と思われる、
地方、田舎の目線で、人々の暮らしを考えることが必須だと思う。
読書などと並んで、
この夏の私のもう一つの目標は、
夏まつりなど多くのイベントに出席することだ。
それは単に出席し梯子することではなく、
多くの皆さんとの縁を確実に着実に大切にできるような
そんな丁寧な触れ合いを重視することだ。
今日もそんな思いで一日を過ごしたい。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2014・8・15
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