4月16日 その2843 『逢坂誠二の徒然日記』(4487)

掲載日:2015.04.16



今日は、

総務委員会と原子力特別委員会が、

全く同時刻に、3時間にわたって開催される。



総務委員会では30分間の質疑もあるが、

両委員会を掛け持ちで

行ったり来たりの対応となる。



通常の感覚では、

こうしたことは考えにくいことかもしれないが、

国会ではたまにあることだ。



現実には、

両委員会の定足数に配慮しながら、

両方の委員会室を

行ったり来たりすることになる。







1)NHK

昨日も終日、NHK問題に振り回された。



籾井会長の不適切発言や不適切な行動、

私的ゴルフでの業務用ハイヤーの利用、

適切さが疑わしいNHK経費でのカラオケ利用、

5千数百万円の不適切な随意契約、

看板番組でのヤラセ疑惑など、

現在、NHKにまつわる問題が山積だ。



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民主主義社会で重要なことは、

主権者である国民がものごとを判断するための情報を

適切に入手できる仕組みが整っていることだ。



つまり国民の知る権利が、

キチンと保障されなければならない。



表現の自由が保障された

自由で民主的な社会の中では、

さまざまな情報が飛び交っているおり、

国民の情報の入手先も多種多様だ。



その中には、

政治権力の思惑に支配された情報もあるだろうし、

資本力の多寡による情報発信の違いもあるだろう。



こうした多種多様な状況の中から、

私も含む主権者である国民は、

情報を入手し、ものごとを判断している。



情報の発信主体は多種多様だが、

現在の国民は、新聞や雑誌、

さらには放送から多くの情報を受けている。

(最近はネットも多いだろうが)



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電波は有限の資源であり、

NHKもとより民放も公共性が強い。



放送法の第三条には、

放送番組編集で守るべき次の規定がある。



一  

公安及び善良な風俗を害しないこと



二  

政治的に公平であること



三  

報道は事実をまげないですること



四  

意見が対立している問題については、

できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること



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民放であれ、NHKであれ、

放送法第3条の規定を守らねばならない。



民放は、主に広告収入によって成り立っている。



それゆえに公共性があるとはいえども、

市場の論理などに左右される傾向が否定できない。



主権者である国民が、

権力の適否や社会のあり方をしっかりと判断するためには、

国家の統制から距離をおき、

かつ資本の論理にも影響を受けない情報の存在が重要だ。



限られた電波資源のなかで、

NHKが果たす役割はここにある。



国民の知る権利をだれもが等しく行使できる場として

NHKの存在があるのだ。



この権利を行使する場を国民自らが確保するために、

番組を視聴するしないに関わらず、ある一定の条件のもとで、

支払う会費のようなものが受信料なのだろう。



国家権力からも、資本も論理からも離れた場が

健全に機能しているかどうかを、

国民も国会も、放送法などの法令を通して、チェックしている。



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国民の知る権利を

しっかりと機能させるための場としてNHKの存在は、

極めて大切なのだ。



私たち国会議員は、

国民の自由を奪うことのできる

法を制定する立法府に属する権力者でもあり、

強い政治性を持った存在だ。



その我々が、個別番組の内容に

深く立ち入ることは避けねばならない。



しかし国民の知る権利をしっかりと機能させる、

その一つの場としてのNHKが

健全に機能しているかどうかを、

法令の規定を踏まえて行うのは、

我々の大きな仕事だろう。



私が、NHK問題に取り組む理由は、

単にスキャンダルを暴くために行っているわけではない。



国民の知る権利を守る、

そのためにNHK拘っているのだ。







2)総務委員会

今日の総務委員会では、

次のことなどを明らかにする予定だ。



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NHKでは、

平成26年3月から9月にかけて

関連団体の不適切な業務を調査するため

外部有識者にお願いして

「NHK関連団体ガバナンス調査」を行っている。



この調査は、随意契約なのだが、

その随意契約の正当性が疑われている。



そこで、今日は次の点を明らかにする予定だ。



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Ø

本件を随意契約で行うことの正当性(理由)は何か



Ø

その正当性をNHK内部で、

どのように確認したのか(その意思決定の書類はあるか)



Ø

本件随意契約の弁護士報酬単価はなぜ適切なのか



Øその適切さをNHK内部で、

どのように確認したのか(確認した書類はあるか)



Ø本件業務に従事した弁護士等の稼働時間の適切さを、

NHKとしてどのように確認したのか(その書類はあるのか)



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以上の書類の提出をNHKにお願いしているが、

昨日のNHKからの非公式回答では

書類は存在しないと伝えられている。



今日の委員会質疑で、書類が本当に存在しないなら、

他の契約も稟議書の類が

存在しないのかも確認したいと思う。



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最終的に書類が不存在なら、

本業務は随意契約理由が不明であり、

経理規定に反する可能性がある。



会長ら役員の職務専念義務、忠実義務、

使用失墜の禁止規定にも抵触するおそれがある。



====



時間の範囲で、その他の問題も質疑する予定だ。







昨日の都内は大気の状態が不安定だった。



今日は落ち着いた晴れ間の広がる天候のようだ。



最高気温は23度と予想されている。



さあ、今日もしっかりと前進します。

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      2015・4・16

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