6月10日 その2898 『逢坂誠二の徒然日記』(4542)

掲載日:2015.06.10



都内は、雲の少ない青空の広がる夜明けだ。



昨日の梅雨空とは打って変わる雰囲気。







1)3つの会議

昨朝は午前8時からの1時間に三つの会議が重なり、

それぞれ20分づつ出席をした。



漏れた年金対策本部では、厚生労働省、日本年金機構ともに、

答弁がしどろもどろで、どんな経過で年金番号が漏れたのか、

どのように対応したのか、その様子が判然としない。



危機意識が完全に欠如している。



引き続く防衛部門会議では、

今回の安保法制について

政府からヒアリングを続けている。



先月26日から衆院では議論が始まったが、

議論すればするほど、政府の答弁が曖昧になる。



今回の法案の問題の多さが、

時間の経過とともにあらわになっている。



憲法に反する法案は、

撤回してもらわねばならない。



最後は、官製ワーキングプアー問題議連に出席した。



こちらは議論が終了してからの参加となり、

資料だけを頂くことになった。



朝の短い時間に、多くの会議が集中するが、

効率良く、さらに効果的に

会議を回らなければならない。







2)安保法制と地域

今回の安保法制の議論は、存立危機事態など、

武力行使をする場面の議論が多いが、

私が完全に抜け落ちていると思う議論がある。



今回の法案と

地域や自治体、

さらに個々の国民との関係だ



今回の法案が仮に施行されたら、

地域や国民はどうなってしまうのか、

そんなことに対する思いめぐらしが

不足していると思う。



実は、戦地や紛争の現場の議論も大事だが、

戦争に向かう場面では、

地域や国民がその議論に

どう感化されていったか、

どう変化したか大変重要だ。



最初は、政治家がリードしていても、

最後は、国民が熱狂的になって

政治家以上に戦争を

煽り立てる場面があるからだ。



そんなことも思っていたら、

一昨日の毎日新聞の

半藤一利さんの記事に同じような指摘あった。



少し長くなるが抜粋引用する。



==以下、抜粋引用==



6月8日毎日新聞夕刊 特集ワイド





戦後70年の間で、今ほど国会で

『戦争』が論じられた日が過去にあったでしょうか。

70年間、常に平和を論じてきたはずなのに





安全保障関連法案が閣議決定された5月14日夜、

安倍首相は記者会見で

「米国の戦争に巻き込まれることは絶対にない」と断言した





東京大空襲の焼け跡で14歳だった半藤少年は

「絶対に日本は正しいとか、絶対に神風は吹くとか、

すべてうそだ」と思い知った。





それ以来「絶対」という言葉を使わないと決めた





そんな半藤さんは安倍首相の「絶対」をどう聞いたのだろう





絶対、などとなぜ言い切れるのか。

あの言葉に心から安心できた人がいたのでしょうか





安倍さんが語るのは理念だけ。

集団的自衛権の行使が可能となる

『存立危機事態』を説明するのにも、

具体的な『仮想敵国』一つ挙げない





ヒトラーは国会決議を経ない閣議決定で

大統領緊急令を発令させ、ワイマール憲法を空洞化し、

幾つかの法を一束にしてまとめて変え、

国民の自由を制限しました





安保法制の進め方にも似ていませんか?





決して流されているつもりはなくて、いつか流されていた





昭和の最初、米英批判は極端な意見に過ぎなかった。

ところが人々がそれに慣れ、受け入れるうちに主流になった。

リベラリストが排除され、

打倒米英を本気で唱える社会となっていった





あのころだって日本には、

ヒトラーのような圧倒的な独裁者がいたわけではなかった





最初は政治家が世論を先導しているようでも、

途中から民衆の方が熱くなり、

時に世論が政治家を駆り立てたんです





(私たちは)隣組を作らないこと





この国に今すぐ戦前のような隣組ができるとは思いません。

でも今回の安保法案が成立すれば

『非常時だ、存立危機事態だ』と人々の暮らしが規制され、

できるかもしれませんよ、隣組





仮に自衛隊が海外派遣されるとする。

『私たちのために戦いに行く彼らを見送ろう』と声が上がる。

見送りすることは悪いことではないから批判しづらい。

しかし見送りに参加しなければ

『非国民』呼ばわりされかねない空気が

段々と醸成されていく。ありえると思いませんか





今、異なる言論に対する許容度が

極端に落ちていることも深く懸念する





閉鎖的同調社会になりつつあるのではないでしょうか。

似た考えの仲間だけで同調し合い、集団化し、

その外側にいる者に圧力をかける。

外側にいる者は集団からの圧力を感じ取り、

無意識に自分の価値観を変化させ、

集団の意見と同調していく。その方が楽に生きられるから





隣組はすぐその先だ





異なる考えを持つ人と語り合い、

意見が違っても語り合えるだけの人間関係を築きましょう。

物言えば唇寒し、と自分を縛らず、

率直に意見を述べ合い、書いていきましょう



==抜粋引用終了==



今回の安保法案は、

私たちの社会を変質させる力を持っている。







今日は、下弦の月だ。



さあ、今日もしっかりと前進します。

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      2015・6・10

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