徒然日記

1月13日 その1631『逢坂誠二の徒然日記』



新年に入って松も開けないうちから、
都内は完全に平常モードです。

もちろん新年行事が、
連日開かれていますが、
気分は完全に平常モードです。

私も毎朝、通勤ラッシュに揉まれながら、
国会に向かっていますが、
今日は、久々に平日、函館の朝です。

最低気温は、朝のマイナス7度程度。

今日は真冬日の予想です。

1)大都市制度等WT
新年一回目の会合を昨日開催しました。

日本と諸外国の大都市制度の現状や課題について、
国会図書館から聞き取りをしました。

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政令指定都市については、
都府県との二重行政、
政令市が増えたための多様化、
政令市内分権の必要性などが、
課題として指摘されました。

東京都区制については、
都区間の事務や財源配分、
さらに区間の格差の広がりが、
課題として指摘されました。

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一昨年6月22日に閣議決定された
「地域主権戦略大綱」に次の記述があります。

「国のかたちについては、
国と地方が対等なパートナーシップの関係にあることを踏まえ、
国が一方的に決めて地方に押し付けるのではなく、
地域の自主的判断を尊重しながら、
国と地方が協働してつくっていく。」

今後の大都市制度等については、
この閣議決定も踏まえつつ、
推進する予定です。

2)地域主権調査会
昨日は、地域主権調査会の
新年初会合が開かれました。

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昨年12月26日の
地域主権戦略会議の結果報告を
内閣府から受けました。

昨日問題になったのは、
出先機関の一括移譲です。

この点について、
今国会に法案を提出する方向で
準備が進んでいます。

しかし、出先機関改革に、
真っ向から反対する意見が、
昨日も出されました。

特に地域主権戦略会議で、
了承された事項についても、
「了承は決定ではない」などの意見も出されました。

これまでの議論の推移を踏まえた、
前向きな議論が必要です。

3)新しい公共推進会議
昨日は、官邸で、
政府の「新しい公共推進会議」が開催されました。

私も党の事務局長として出席しています。

昨日は、党から次の意見を提出しています。

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「新しい公共」推進に向けての今後の課題について
                    
2012年1月11日 
民主党「新しい公共」推進会議役員会

「新しい公共」については、昨年には新たな寄附税制が施行されたほか、震災も
契機に地域における社会連携が活発化するなど、政権交代後、着実な進展が見ら
れている一方、依然として一般にはその趣旨が必ずしも十分に浸透しているとは
言い難い状況にある。

今後、本年4月の、改正特定非営利活動促進法の施行などを見据えて、さらなる
普及と具体的な動きを加速させていかなければならない。

同時に、「新しい公共」の推進とは、新たな「公」の担い手への支援のみを意味
するのではなく、国や地方公共団体はもちろん、古くから地域の公共を担ってき
た各種団体や個人、さらには企業まで含めて、さまざまな公共の担い手が協力連
携する「新たな『公共』連携のあり方」を構築する動きと、再定義し、そうした
動きを推進する取組みを強化することが必要である。

かかる観点から、本推進会議としては、今後、政府及び政府の「新しい公共」推
進会議と連携し、以下の課題に積極的に取り組むこととする。

1.
新たな寄附税制や改正特定非営利活動促進法の施行を受けて、その普及の促進と
円滑な実施の支援

2.
寄附税制の活用状況や「新しい公共」の活動の広がりの状況を踏まえつつ、寄附
税制の適用基準や内容の精査、必要な支援の見直し*

3.
さまざまな公共主体との連携を円滑に行うための中央省庁改革の在り方の検討。
特に各種公共の担い手との人事交流(「公公」交流)や、各種公共の担い手との
連携による中央省庁機能の高度化についての具体的な施策の企画立案と実施

4.
「新しい公共」の先行的・実践的な活動事例の紹介やさらなる推進に向けてのシ
ンポジウム等の開催

5.
これまで政府において検討課題とされてきた諸施策のフォローアップ

(補遺)

寄附税制についての主要論点

民主党「新しい公共」調査会において提起された寄附税制についての主要論点・
課題は以下の通り。


「新しい公共」の担い手間の「公益性」認定基準の相違をどのように考えるか。
具体的には仮認定により時限的に公益認定が免除される認定特活法人と公益認定
とPST要件が重ねて課される他の団体との関係など


現行の対象法人以外の団体(法人格なき団体を含む)への寄附の取扱い、指定寄
附制度の運用のあり方


法人寄附の取扱い(寄附金の損金算入)


年末調整の取扱い


学校法人に対する寄附の取扱い(特に私学入学時の寄附に関する自発性の考え方
の再整理と控除の取扱い、また国公立の学校に対する寄附も要検討)

==以上==

新しい公共は、
今後の日本を支える重要な取り組みです。

新しい公共の概念整理をキチンと行い、
この取り組みの周知に努めたいと考えています。

昨日最終便で帰函したのですが、
滑走路降雪のため、
到着が1時間も遅れてしまいました。

その分、予定も後ろ倒しとなり、
今朝は、遅めの仕事開始となりました。

冬が本番になり、
移動に不確定要素が増えます。

さあ今日もしっかりと前進します。
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   2012・1・13 Seiji Ohsaka

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