徒然日記
4月16日 その3209『逢坂誠二の徒然日記』(4853)
今日未明、九州地方で強い地震が発生した。
マグニチュードは、7を上回っている。
一昨日夜のが前震で、今回のが本震らしいという。
一昨夜の地震以上に、広範囲で被害が出ている。
まだ夜明け前で暗く、被害の全容は判然としない。
とにかく最小限の被害にとどまるよう、願っている。
1)TPP
昨日、TPPが、
日本の医療にどんな影響を与えるのか、
政府や国会の調査室などから話を伺った。
やはりTPPは、尋常なものではない。
付属文書だけでも3千ページを超える。
担当者に、どのページにどんな記述があるのかを
聞いていも即座には、返答できないほどの内容だ。
しかも書きぶりが曖昧で、
その解釈を聞いても、
俄かには判然としないようなものが多い。
たった数行の付属書を何とか理解するだけで、
半日も時間がかかってしまった。
こんなものが3千ページも続いている。
これを今月中に衆院を通過させようというのだから、
あまりにも乱暴だ。
政府の姿勢は、
四の五の言わずに黙って賛成しろと言っているに等しい。
これほどの内容なら、
半年か一年程度時間をかけて、
丁寧に勉強した上で、議論すべきものだろう。
安倍政権のやり方は、全く納得できない。
2)衆院選挙制度
最高裁判所から違憲と指摘のある、
衆院選挙制度に関し、
衆院議長のもとに設置された
第三者委員会が、一月に答申を出した。
アダムズ方式によって、
格差を是正すべきとの内容だ。
昨日、私も提出者となって、
その答申に基づく公選法等の改正法案を、
大島衆院議長に提出した。
その様子がテレビで報道されたので、
ご覧になった方もいると思う。
一方、与党案は、第三者委員会の答申には、
必ずしも真正面から答えない、
抜本改革を2022年以降に先送りしたものになっている。
第三者委員会の答申に従うと総理は繰り返していたが、
結局は、自らに都合の良い内容へと変えて、
数の力で押し切ろうとしている。
選挙制度は、もっと冷静に議論しなければならないが、
何とも残念な対応だ。
こうして日記を書いている間も、
九州地方の地震被害のニュースが
どんどんと飛び込んでくる。
どれもこれも激しい被害だ。
何とも心が痛む。
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