徒然日記

5月13日 その3236『逢坂誠二の徒然日記』(4880)

夜明け前の東京は、
空に雲があるが、
悪い天気ではなさそうだ。

今日は夏日になる見込みだ。


1)存分に
昨朝は、朝7時代に二つの会合をはしごし、

その後、部門会議、さらに委員会と続いた。

委員会中も三つの打ち合わせが重なる上、
民法改正法案の提出者も行った。

その後、昼食勉強会、代議士会、
本会議、さらに本会議中の打ち合わせ二件、
本会議後の会議と隙間の無い日程となった。

13時45分には、国会から羽田空港に向かい、
16時15分に函館空港に着いた。

荷物整理のためいったん自宅に戻り、
その後、北斗市内で知人の所に立ち寄ってから、
自治労の皆さんに参院選挙の意義などを話した。

その後、再度、函館空港から上京となった。

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移動の間も、関係者との電話打ち合わせが続いたが、

まさに24時間を存分に走り回った印象だ。

今日も似たような日程となる見込みだ。



2)ヘイトスピーチ対策法案
昨日の参院法務委員会で、

ヘイトスピーチ対策法案が可決された。

今日の参院本会で可決後、衆院に送付され、
今後、衆院法務委員会で議論される見込みだ。

残された会期は、短い。

この法案は課題は多いが、

ヘイトスピーチ根絶に向けた第一歩でもあり、
何とか成立させるべき法案だと思う。

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法案は、「不当な差別的言動は許されないことを宣言」し、
人権教育や啓発活動を通じて解消に取り組むと定めた理念法。


罰則はない。

差別的言動の解消に向け、
国や地域社会が、教育や啓発広報、
相談窓口の設置など
「地域の実情に応じた施策を講ずる」よう定める。

解消すべき差別発言などの対象を

「本邦の域外にある国若しくは地域の出身である者
又はその子孫であって適法に居住するもの」

と限定。

「本邦外出身者」、「適法に居住する」との限定によって、

沖縄出身者やアイヌ民族、在留資格を満たさない外国人らへの
差別発言を正当化するとの課題もあり、
これは削除すべきものと思うが、与党側は応じない。

そこで付則に
「必要に応じ、検討が加えられる」とした見直し規定を追加。

さらに
「『本邦外出身者に対する不当な差別的言動』以外のものであれば、

いかなる差別的言動であっても許されるとの理解は誤りであり、
本法の趣旨、日本国憲法及びあらゆる形態の
人種差別の撤廃に関する国際条約の精神に鑑み、
適切に対処する」などの付帯決議をつけ、
何とか与野党が折り合ったようだ。

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このように課題はあるが、

国が差別の存在を認め、
対策の必要性を明記したことを評価する声も多い。
保護対象者を
「適法に居住するもの」に限定したことについて、

「非正規滞在者に対する
不当な差別的言動は許されると解釈もでき、
非正規滞在者に対する差別を促進する危険性」

を指摘する声もある。

今回の法案は、全面的に評価できる内容ではないが、
これがスタートなる第一歩であることは間違いがない。


さあ今日も、確実に前進します。 

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             2016.5.13

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