徒然日記

5月31日 その3254『逢坂誠二の徒然日記』(4898)

東京の朝は、雲が多い。

気温は16度で、ひんやりした感じがする。

1)国会もあと二日間
190通常国会も、明日で会期末、最終盤だ。

今国会では、法務委員会野党筆頭理事として、
外国人技能実習に関する法案、民法改正、
ヘイトスピーチ禁止法案など、
様々な法案議論に全力を注いだ。

同時に、次の総務大臣として、
地方の税財政、選挙制度、消防、通信放送など関し、
数多くの案件に取り組んだ。

加えて原子力特別委員として、
大間原発や核燃料サイクルの課題を明らかにし、
大間原発を稼働させる必要はないことを繰り返し指摘した。

全力で駆け抜けた150日間だった。

今日の時点で、衆院解散は予断を許さないが、
衆院終了後は、参院選、
さらには自分の衆院選に没頭することになる。

2)若者からの質問
若い皆さんから色々な質問を受けることが多い。

今朝は時間の範囲でそれらについて考えてみたい。


なぜ政治家になったか

ニセコ町役場の職員をしていた頃、生まれ故郷のニセコの将来に遺産を残せるような取り組みをしたいと考えて町長になる決意をした。

その後、日本の国政の場では、民主主義や自治に対する認識が不十分と感じ、国会にに軸足を移した。町長も国会議員も、自分がやるしかいないという強い思いで立ち向かっており「大変だ」と感ずることはない。


国会議員の歳費も議員数も減らし、そのお金を国民のために使うべきではないか

国会議員という立場は、国会議員自身のために存在するものではない。国民の代表として、国権の最高機関である国会で、主に法律を作る役割を担う、国民のための存在だ。議員定数も国会議員のためのものではなく、主権者である国民の皆様の声を代弁する役割を果たす国民の皆様のためのものだ。

その国会議員の役割を存分に発揮させるために、歳費や定数も含め、どんな体制や仕組みが良いのかを、国民の立場で考えることが重要。一律に歳費や定数を上げ下げすべきと議論するのではなく、国民にとってより良い国会と国会議員のあり方を不断に考えるべきだろう。


国会議員はなぜ政党の言いなりになるのか。
政党が賛成する法案に反対できないのか。

日本の場合、議員の多い党(議会の多数派)で内閣を組織する方式(議院内閣制)が採用されているため、党の方針と同様の投票をすることが基本だ。一方、アメリカなどの場合は、大統領と議会が別々に選任されるため、必ずしも議会の多数派が内閣を組織するわけではなく、

政党の方針に従って投票する必要は少ないない。従って日本の国会議員は、制度上、政党の方針通り投票が原則なのだ。しかし日本でも、2009年の臓器移植法改正の採決に当たっては、臓器移植のあり方は、生死感という個々人の根源的な価値観に関するものであることなどを理由として、多くの政党では、国会議員に自由に投票させた例もある。


国会議員は、国民からどう評価されていると思うか

よく頑張っているとの評価がある一方で、何も仕事をしていないとの評価も多く、国会議員に対しては多様な評価が存在すると思う。そうした評価に一喜一憂することなく、常に最大の努力を行い、国会や自分の取り組みの状況を分かりやすく説明することが必要だと思う。


国会議員は「死ぬ気で働いている」か

私は、ほぼ毎日、午前4時に起床し、早朝から仕事を開始し、帰宅時刻は午後8時以降、

遅い場合は午後10時11時になることも多い。働いている時間だけが「死ぬ気で働いている」ことの証明にはならないが、国会議員としての責任を果たすために、全身全霊を傾けているとの自負はある。


安保関連法案に分かりやすい名称をつけるとすれば何が良いか

「(集団的自衛権の行使と)自衛隊の海外活動拡大法」ではどうか。本法は主に海外での自衛隊の活動範囲を広げるものであり、「自衛隊の海外活動拡大法」がスバリその内容を表している。加えて違憲との指摘のある「集団的自衛権の行使」を加えると、名称から法の内容がより明らかになるだろう。「集団的自衛権」が分かり難いため「友好国とともに戦い自衛隊の海外活動拡大法」でも良いかもしれない。

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若い皆さんから、こんな質問があるが、
さらに分かりやすく説明できるよう、

工夫したいと思う。

3)火星
火星の接近だ。

東の空、さそり座付近で、
マイナス二等で赤く光っている。

今回は、11年ぶりの近さだ。

遠い時は、地球から4億キロも離れるが、
今日は、約7530万キロに縮まる。

2018年7月31日にはさらに近い
約5760万キロにまで接近するという。

今夜は、火星を見る、心の余裕があるだろうか

さあ今日も、確実に前進します。 

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              2016.5.31

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