徒然日記

10月3日 その3328『逢坂誠二の徒然日記』(5025)

今日、早朝のJRでいわきに向かい、
福島第一原発の視察に入る。

そのため車中での日記だ。

これで原発サイトの視察は
5回目となるはずだ。

あの過酷事故から5年が経過したが、
福島第一原発の怒りは静まったようには見えない。

未だに汚染水は制御できていないし、
廃炉の見通しも見えない。

福島第一原発を空から、
サーベイするシステムがあれば、
今も平時とは違う放射線を発していることが
目視できるはずだ。

また汚染水も海に流れ出ているはずだ。

東電はそんなことはないと言うに違いないが、
どう冷静に考えてみても、
たとえば台風時の大量の雨水を、
あの敷地に止め置いているとは、
直感的に思われない。

もちろんその際の放射線量は、
大幅に希釈されるため、
相対的に低くなるはずだが、
汚染された物質が確実に海中に出ているのだろう。

昨年は、狭い敷地で七千人近い方が作業しておられ、
交通も滞り、休憩場所も十分ではなかった。

年々改善の方向に向かっていると
東電などは言うのだろう。

確かにすべきことが整理され、
以前よりも目的に向かう一体感を
感ずる場面もある。

だがその作業が適切であるのか、
あるいはその作業がいつまで続くのかは判然としない。

その象徴の一つが凍土遮水壁だ。

先行きの見えない底なし沼に入り込んだ印象だ。

そんなことを含め、今日も五感を駆使して、
福島の現状を確実に体に叩き込んで来たい。

さあ今日も、確実に前進します。
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2016.10.3
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