徒然日記

11月4日 その3360『逢坂誠二の徒然日記』(5057)

一昨夜、帰函できず、しかも今日も朝から
120年ぶりの民法(債権法)大改正に関する
勉強会があるため、昨日は日帰り帰函となった。

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今朝の都内、朝は8度と気温が低い。

函館は1度と、もっと低い。

朝起きて、天候が気になるのは、
子どもの頃からの習慣だ。

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昨日、福島町で挙行された、
第58代横綱 千代の富士のお別れ会に出席した。

千代の富士の戦績、業績を振り返ると、
改めてその凄さに気付かされる。

大横綱の早逝が悔やまれる。

出身地福島町の皆さんとともに、
心からご冥福をお祈りしたい。

1)保護主義

菅義偉官房長官は、昨日の都内での講演で
次のように話したと報じられている。


市場の拡大は極めて大事だ。
TPPを何としても
日本主導で仕上げないといけない


保護主義の流れを変えないと
世界は間違った方向に行ってしまう

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大変失礼ながら、
なんて単純なんだろうと思ってしまう。

市場の拡大は確かに魅力的だ。

だが市場の拡大が様々な弊害を
もたらして来た事実も忘れてはならない。

経済人が市場の拡大を訴えるのは、
極めて良く理解できる。

しかし政治家は、
市場の拡大による不都合にも心を砕く必要があり、
市場の拡大を純粋に喜んではいられない存在だ。

もちろん経済界に向かって
市場の拡大を否定する発言はし難い現実がある。

だから菅官房長官の発言が、
経済界に対するリップサービスだと思いたいが、
心底、市場の拡大だけを考えているなら
将来を見誤るだろう。

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私も保護主義の弊害は理解する。

しかしTPPが保護主義に
対抗する概念だとは思われない。

今回のTPPは、ある種のブロック化だろう。

世界ブロック化の弊害も
我々は20世紀に嫌というほど体験したはずだ。

市場拡大一辺倒でもない、
保護主義でもない、
ブロック化でもない、
中庸の世界を私は目指すべきだと感じている。

そんなことで世界各国の競争に
勝てるのかと心配する向きもあろう。

しかし仮に、その競争に勝ったとしても、
必ずしも日本国民の多くが
幸せになれるわけではない。

逆にそんな競争ばかりを続けていれば、
世界の多くの民は不幸せになるだろう。

売り過ぎず、儲け過ぎず、独占し過ぎず、
中庸の世界を構築することが、
日本人にとっても、世界の民にとっても
幸せなことなのだと思う。

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ただ心配がある。

為替や株などの資本経済だ。

これは制御不能な領域に入っている印象を受ける。

地理的制約も時間的政策もなく、
実体経済を超えた資金が、
地球を駆け巡っている。

これを制御する手法を我々は持っていない。

これは大いなる懸念だ。

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政治家には、
熱く煮えたぎる溶鉱炉のような心と、
永久に氷り続ける冷静さが必要だ。

私は、菅官房長官は、
そういった方だと感じているが、
こと政策に関しては理解できないところも多い。

今回の発言もそうだし、
菅官房長官が総務大臣時代に主張した
ふるさと納税もそうだ。

多くの方のお金に対する欲望を
抑え込むことは不可能に近いが、
氷のような冷静な心で政策を吟味するのは、
研究者や政治家が担うべき仕事だ。

政治家が経済との距離感を忘れると、
それは政治ではなくなることを
知らねばならないが、
それを忘れた政治家が多い。

何とも残念なことだ。

昨夕、函館空港から
函館山の左上に三日月が見えた。

その下には、金星が強い光を放っていた。

思わず写真を撮ったが、
携帯電話では、思った通りのものにはならない。

写真は今一だが、あの光景を、
しっかりと心に写し込んだ。

さあ今日も、確実に前進します。
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2016.11.4
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