徒然日記

11月23日 その3379『逢坂誠二の徒然日記』(5076)

勤労感謝の日だ。

北日本は気温がグンと下がっている。

函館も真冬日の予想だ。

1)民法改正

昨日、衆院法務委員会で、民法改正に関し、
三人の弁護士さんに起こし頂き、
参考人質疑を行なった。

法制審議会の議論のあり方、
日弁連の関与の仕方、各論の意見対立など、
様々な点に関し、大いに勉強になる参考人質疑だった。

この質疑を通して、この民法改正を、
急ぐ意味がどこにあるのか、
その気持ちも強くなった。

現在の経済取引の中で、
急いで改正しなければ混乱し困っている
というものがあるのかどうか、
その点は明確ではない。

社会に与える影響が不確かなままで改正すれば、
逆に社会が混乱しかねない。

2)原子力特別委員会

昨日、原子力特別委員会で、
日印原子力協定などに関し、質疑を行なった。

インドは、核不拡散条約に加入せずに
原爆を保有している国だ。

これまでに日本は、ベトナムやUAEなどと
原子力協定を締結している。

これらの国は、原爆を保有していない。

今回のインドとは、
協定を締結すれば、特段の合意なしに
再処理ができる内容だ。

ベトナムやUAEとの協定は、
協定締結後、さらなる合意の手続きなければ、
核燃料の再処理はできない。

原爆非保有国よりも、
原爆を保有しているインドのほうが、
核拡散への懸念は高い。

しかし原子力協定では、インドに甘い。

なぜ日本政府は、こんなにベタ折れなのか。

核からの安全確保よりも、
原発を売りたい強い意思の表れなのだと思う。

原発は、使用済み核燃料の問題も解決できないうえ、
福島第一原発の事故処理もできていない。

日本が解決できない問題を放置したまま
原発を他国に輸出するのは、不誠実なことであり、
倫理的にもとる行為だ。

こんなことを行なってはならない。

やるべきこと、調べるべきこと、
政府に質すべきことが山積だ。

神経を研ぎ澄まして力を尽くさねばならない。

さあ今日も、確実に前進します。

==  2016.11.23  ==

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