徒然日記

12月16日 その3767『逢坂誠二の徒 然日記』(5464)

函館市内での用務を終え、
昨夕、札幌入りし、支援を頂いている団体の
幹部の皆さんとの意見交換会に出席した。

終了後、札幌市内で宿泊し、
今朝は札幌での朝となった。

札幌宿泊は久々、半年ぶりだろうか。

今日は午前の飛行機で帰函し、
昼から函館・北斗を歩き回る。

夜は、逢坂誠二塾と酒話会を開催する。

1)安保理

国連の安保理事会の会合で河野外相が議長を務めた。

得意の英語で
歯切れ良く議長役を務めている姿が
ニュースで流れている。

河野大臣は、
北朝鮮に最大限の圧力をかける重要性を強調。

非常に勇ましく凛々しい印象を受けるし、
多くの皆さんも頼もしく感じたのではないか。

しかし私は、非常な危うさを感じた。

この場には、 北朝鮮代表部のトップ、
チャ・ソンナム国連大使も出席していた。

チャ・ソンナム国連大使は、議長国として今回の会合を主導した日本について
「卑怯にも安保理を利用した」と名指しで非難。

この雰囲気を見ていると
日本が北朝鮮と完全に敵対する
立場になったことを痛感する。

本来の北朝鮮の脅威はアメリカだったはずだが、
日本もそれと同列になった印象だ。

アメリカのティラーソン国務長官は、
挑発を止めることなどを対話の条件としているが、
「核放棄が絶対条件」と位置付けてきた
日本の主張とも必ずしも一致しない。

北朝鮮に敵視されるアメリカと日本だが、
その立場は微妙に違っている。

国民を危機に晒すことのないよう
慎重で賢い対応が必須だ。

2)エネルギー調査会

立憲民主党のエネルギー調査会が本格始動した。

この調査会に最も先に期待されているのは、
原発ゼロ法案の国会提出だ。

私個人としては、法案作成の過程も、立憲民主党らしく、
少しでも多くの皆さんと
共有しながら進めたいと思っているがどうなるか。

議論の共有は単なる理想論と
一蹴されるのかとも思うが、
なるべく多くの皆さんの共感を得ながら
法案を作成したいと思う。

原発ゼロ法案の策定過程を
多くの皆さんと共有する理由は、
原発ゼロは単なるエネルギー問題に止まらずに、
今後の日本社会のあり方を規定するからだ。

この議論に多くの皆さんが参加することは、
これからの日本を皆さんと一緒に
創造することになると私は考えている。

ところでそもそも原発ゼロ状態とは何か。

すべての原発が動いていない状態?
すべての原発について廃炉が決定された状態?
すべての原発について廃炉作業が完了した段階?

こんなことも確実に議論しなければ、
何をゴールに進むのかが明らかにならない。

このゴールが曖昧だと
調査会の結論も期待外れのものになる。

また原発ゼロを実現するなら
詳細で具体な工程表が必要だと言われる。

正論だ。

一方、原発の導入には
詳細な見通しがあった訳ではない。

特に使用済み核燃料の処理は見通しがないままに、
原発の導入を政治が決めて走ってしまった。

その結果が今だ。

だから工程表の前に撤退決定も政治の決断しかない
という意見も正論かもしれない。

いずれにしても、
議論の様子を少しでも多くの皆さんと
共有できるよう工夫したいと思う。

さあ今日も確実に前進します。
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   2017.12.16 
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