徒然日記

18年11月14日 その4100『逢坂誠二 の徒然日記』(5797)

昨日、午前は衆院法務委員会で、
午後は衆院本会議で、
入管法改正案の審議が始まった。

昨日も記したように、
審議の前提となる資料の提出はない。

何とも滅茶苦茶な対応だ。

今回の入管法の改正については、
確実な議論を行って、
丁寧に整理しなければならない。

1)やはりFTA

アメリカのペンス副大統領が来日した。

今回も羽田や成田ではなく、
横田基地からの入国だ。

主権国家として、
こんなことは認め難いことだが、
これが是正され、
当たり前の状態になるためには、
何年かかるのだろうか。

しかし粘り強く主張せねばならない。

====

副大統領は、到着直後、
安倍首相との会談で
「自由貿易協定(FTA)に向けた交渉と、
朝鮮半島の非核化について協議するだろう」など
とツイッターに投稿している。

安倍総理は、
これまではFTAではなく、
サービス分野を含まない物品だけの
TAG(物品貿易協定)と説明していたが、
説明の食い違いが完全に明らかとなった。

安倍総理は、国内向けに、
誤った説明をしていた可能性が高い。

本当に酷い話だ。

またペンス副大統領は、
「(日米間の)貿易不均衡はあまりにも長く続いている」
とも述べている。

安倍総理は、
2012年末の選挙で、
TPP断固反対を訴え、
その後、公約を破ってTPP推進に転換。

アメリカ抜きのTPPは有り得ないと主張したが、
アメリカ抜きTPP11で合意。

そして今は、アメリカとの二国間交渉。

しかもそれはサービスも含むFTA。

安倍総理の公約は破棄されるばかりか、
その目論見も完全に狂ってしまった。

日本がアメリカをはじめとする各国と、
経済面でどのような立ち位置をとるのか、
さらに国内の農業、漁業、林業、
そして中小企業がどうなるのか、
大きな見取り図を再構築せねばならない。

今日は、国会が荒れなければ、
夕刻に一時、帰函し、
最終便で再上京の予定だ。

さあ今日も ぶれずに曲げずに、
確実に前進します。
==2018.11.14==

  
  

皆様のコメントを受け付けております。

  1. 横田基地からの入国はやめてもらうように何年かかっても主張していくべきだと私も思います。そういうことの一つ一つが日本の外交姿勢を示すものだと思うからです。今の安倍政権は完全に舐められているから交渉相手にすらなっていないのだと思います。技能実習生の扱いも日本の信頼を損なう原因になる思います。それなのに、アジアの近隣諸国からの信頼を得られず、友好関係を築けない日本は米国頼みの外交をするしかない。

    日本は変わらなければいけない時に来ていると思います。
    自民党はもう終わっていると思います。

    渦中にいる逢坂先生は本当にご苦労なことだと思います。

    今日も東京から北海道でまた東京という過密スケジュールなのですね。

    温かくして、お体を大切にしてください。

    それではおやすみなさいませ。

  2. 法務委員会の逢坂さんの質疑で「外国人を入れる方がコストがかかる」
    という質問に山下大臣は答えてなかったですね。人間が入ってきて市民として受け入れるという覚悟が感じられません。(しかも他の質問もほぼゼロ回答!)
    逢坂さんが先日の日記で
    >働けるのに就労意思のない方への対応をどうするのか、
    こうしたことが課題になると思う。
    と、述べられていたことを思い出しました。人手不足や社会保障費の増大を考えると、こちらの対応が急がれますね。

    立憲民主も人手不足の解消に、外国から人をいれることに反対ではないですよね? もしそうした政策をとるなら、教育や社会保障費の増加を織り込み済みで(欧州での失敗例も?)受け入れをすすめるということになるのでしょうか。

    >今回も羽田や成田ではなく、
    横田基地からの入国だ
    トランプが来た時もそうでしたが、メディアがこれを問題視している様子もなく、政府も抗議しませんね。2014年のオバマ来日は羽田だったようですが、トランプ政権になって外交上の儀礼も通用しなくなっちゃったんでしょうか。政府に猛獣を手なずけるくらいの外交手腕があったら、と思います。

    相変わらずご多忙のようですが、お体にはお気をつけ下さい。

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