徒然日記

20年10月29日 その4815『逢坂誠二 の徒然日記』(6512)

昨日、衆議院で代表質問が行われたました。

日本学術会議会員の任命に関する
菅総理の答弁は出鱈目の極地です。

*人事に関することであり、答えを差し控える
*民間出身者や若手が少なく、出身大学にも偏りが見られる
*憲法第15条第1項は公務員の選定は国民固有の権利と規定している
*推薦通りに任命しなければならないわけではない

105人の名簿を見てもいない総理がなぜ、
民間や若手が少ないとか、
大学の偏りがわかるのでしょうか。

確かに憲法の規定はその通りですが、
今回のケースは、国会で審議され、
形式的任命だと繰り返し答弁が行われています。

総理の任命権に、法文上、あるいは法の理屈上、
裁量があるのは事実です。

しかしその裁量の範囲について、国会で議論し、
形式的なものに留まるとしたのが83年答弁です。

今回は、何の説明もなく、それを覆したのです。

完全に国会無視、国会軽視、国権の最高機関の否定です。

いつ判断を変えたのか、なぜ判断を変えたのか、
何を根拠に変えたのか、明確な説明が必要ですが、
菅総理は何も答えようとはしません。

代表質問は、言いっ放しの答弁で済みますが、
予算委員会は一問一答のやり取りです。

法律無視、国会無視の状態を放置する訳には行きません。

質問の機会があれば、学問の自由を守る観点からも、
ガッチリと取り組みたいと思います。

今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2020.10.29===

  
  

皆様のコメントを受け付けております。

  1. 昨日の枝野幸男代表質問は、何時もながら説明しない首相の不誠実が露出した!唯、枝野氏も自身の主張を力説する余り、言い放しの感がありました。
    しっかり、予算委員会では問題点を追及して、生まれ変わった立憲民主党を国民にお示し下さい🙏

  2. 問題を正しく取り上げて批判をすることはとても大切なことだとは理解していますが、そうした問題のひとつひとつが我々の暮らしに関わっているんだというような「一般化」は、もっと大事なことではないでしょうか。「一般化」した上で議論を交わすのであれば、それはスタンスの確立になると思いますし、支持政党のない7割のリベラル層にも響くと思います。

    学術会議の提言の一覧をちらっと見ただけでも、我々の暮らしの改善のヒントになるようなものが数多いと思います。是非、「一般化」のアプローチの強化をお願いします。

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