徒然日記

20年11月17日 その4834『逢坂誠二 の徒然日記』(6531)

昨朝は、3箇所で街頭に立ち、
その後、函館市内を回って、
午後には議員会館入りしております。

明日の経済産業委員会に備えて、
経済産業省、原子力規制委員会、
内閣府などとやり取りをしております。

その中で改めて明らかになったのは、
避難計画の位置付けの曖昧さです。

新規制基準に避難計画は含まれておりません。

その一方、政府は、
避難計画は災害対策基本法に基づいて策定され、
実効性のある計画が策定される仕組みとなっているとしています。

だから新規制基準に盛り込むことは考えていないとのことです。

法に基づいて策定するから、
実効性のある避難計画が策定されるとは、滅茶苦茶な論理です。

大間原発は、現在、新規制基準に適合するかどうかの審査中です。

今の時点で、函館市の避難計画は策定されておりません。

審査に適合してから、避難計画を策定するのだと政府は言います。

その際に、実効性のある避難計画が策定されなくても、
原発の運転を法的に止めることはできないというのが、
昨日の政府の見解です。

アメリカでは、
避難計画は原子力規制委員会(NRC)の承認が、
商業運転の必要条件となっています。

アメリカのショアハム原子力発電所は1984年に完成しましたが、
結局は避難計画のあり方が議論となり、
営業運転を行わないまま 1989年に廃炉が決まっています。

しかし日本では、このような議論にはなっていません。

2011年東日本大震災以降、
日本の原子力規制に対する考え方は、
大幅に厳しくなったと多くの人は考えていると思います。

私もそう認識していましたが、
真の意味で国民の安全を守る、
その考え方が徹底されているとは言えません。

今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2020.11.17===

  
  

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