徒然日記

21年1月3日 その4881『逢坂誠二の徒然日記』(6578)

今朝の函館の気温は氷点下10度を下回っているようです。

窓ガラスもガッチリと凍りついています。

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昨日、東京都知事等が政府に対し、
緊急事態宣言発令を要請しました。

しかし政府がどう対応するのか、よく分かりません。

発令は昨年中に行うべきでした。

菅内閣の対応は、
世論の盛り上がりを見てから判断するのでしょうが、
感染の広がりや、災害時にこの対応では、後手後手になります。

全国の感染に関する情報を握っているのは政府です。

政府が世論の動向に先んじて判断する必要があります。

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以下は元旦の新聞各紙の社説を読んで思うことです。

北海道新聞は、
新型コロナ禍の中で
「社会的に弱い立場にある人々の生活を圧迫し、貧富の格差は広がる傾向にある」
と指摘していますが、全く同感です。

以前から格差の拡大は問題だったのですが、
安倍前総理は格差について現実を見ようとはしませんでした。

私の記憶によれば、
「格差があるとすれば、是正されなければならない」
と人ごとのような答弁をしていたと思います。

コロナ禍によって、格差があぶり出され、
弱い立場にある皆さんの命と暮らしがおびやかされています。

しかし菅総理もその現実を見ているようには思いません。

朝日新聞は、
東日本大震災時の復興構想会議提言の
次の一節を引用しました。

「われわれの文明の性格そのものが問われているのではないか」

そして人類に豊かさをもたらしたはずの文明が、
人類に牙をむくという逆説に言及し、
コロナ禍は、以前からあった数々の問題を
大写しにしたと指摘します。

この点、多くの皆さんが感じていることだと思います。

また効率優先の行き着くところ、
社会の余力がそぎ落とされ、
医療崩壊につながった地域があることを紹介しています。

我が党の
「目先の効率性だけにとらわれずに、人を幸せにする経済をめざします」

という綱領は、効率優先の社会が、
必ずしも人を幸せにしないことが念頭にあります。

テレワークが可能な方々と対面労働に携わる人々との
格差が論点となるとも指摘しています。

私たちの生活や社会を支えるために不可欠な仕事を、
感染リスクが高い中で担っている方々がおります。

緊急事態宣言の発令が取り沙汰されていますが、
政府が決定する基本的対処方針の中で、
こうした皆さんへにどのように配慮するかを
明らかにしなければなりませんが、
菅内閣はこれらの課題にも
真正面から取り組んでいるようには見えません。

毎日新聞は、コロナ禍の中で、
意思決定に時間がかかるという民主政治の欠点が顕在化したとする一方、
中国が強権政治によって感染拡大を早々に抑え込んだことを紹介しています。

毎日新聞も強権政治を奨励しているわけではありませんが、
日本社会も中間層が失われたと同時に、
格差が拡大しています。

こんな状況の中で、社説の読み方を誤ると
強権政治を望む方が増える懸念を感じます。

私たちが目指すのは、
民主政治の中で機能する政府であり、機能する政治なのです。

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今日は朝から、感染に配慮しながら地元歩きです。

今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2021.1.3===

  
  

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