徒然日記

21年2月23日 その4932『逢坂誠二 の徒然日記』(6629)

天皇誕生日です。

平時なら日帰り帰函するのですが、
飛行機減便のため早朝便が欠航になっています。

そのため函館滞在時間が極めて短く非効率なため、
今日は終日、資料読みなどに充てることにしました。

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総務省幹部が菅総理長男が勤める
放送関連会社から接待を受けていた問題で、
総務省は昨日、同社関係者と会食した職員は計13人で、
延べ39件に上るとの調査結果を報告しました。

しかもその結果は、
「現時点で確認できた事実関係」
との条件付きの調査です。

リストを一瞥して、驚く他はありません。

平成28年:7月、 8月、11月、12月
平成29年:5月、10月
平成30年:9月、 10月、11月、12月
令和元年:1月、2月、6月、8月、 9月、10月、11月、12月(平成31年分含む)
令和2年:7月、8月、10月、 12月

この5年間に、これだけの会食が実施されています。

ある課長は、令和元年の8月、9月、11月、12 月と集中的に会食したり、
別の課長は、令和元年8月27日、8月30日とあまり間隔を置かずに参加しています。

総務省の職員は、これら事業者との関係を
切りたいと思っていたのかどうか分かりませんが、
いわゆる「ずぶずぶ」状態だったということです。

そしてこれら全ての費用を負担したのが東北新社です。

情報流通行政局内では、
ほぼ恒例行事状態だったのだと思います。

昨日の谷脇総務審議官の答弁によれば、
日程調整は審議官の部下が行っていたようですので、
組織的に対応していたと言わざるを得ません。

こんな状態で、
当初、会食は4回とシラを切っていた訳ですから、
総務省の内部調査の信憑性が疑われます。

総務省は倫理規程に違反する可能性が高いと判断し、
明日にも処分を発表するとのことですが、

これはあくまでも現時点で判明したものだけなのです。

これ以上ないのか、改めて確認しなければなりません。

菅首相は昨日の予算委で、

「長男が関係し、結果として公務員が
倫理規程に違反する行為をしたことについては
心からおわび申し上げ、大変申し訳なく思う」

と謝罪しましたが、なぜこんな事態になったのか、
総理はその理由を考えなければなりません。

武田総務大臣は、
「行政がゆがめられた事実は確認されていない」
と胸を張りましたが、この接待漬けの事実そのものが、
行政が歪んでいることの現実です。

改めてこの異常事態を再検証し原因を見極めた上で、
再発防止対策を講じなければなりません。

コロナ対策に全力を尽くさねばならない時期ですが、
看過できない異常事態であることも事実です。

安倍政権、菅政権と、
行政がどんどん劣化する様子を目の当たりにして絶望的な気持ちになりますが、
歯を食いしばって立て直さねばなりません。

今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2021.2.23===

  
  

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