徒然日記
21年8月7日 その5097『逢坂誠二の徒然日記』(6794)
暑い日が続きますが、今日は立秋、暦の上では秋です。
1)考えていない
昨日、広島の平和記念式典で
菅総理が冒頭挨拶の重要部分を読み飛ばすという、
信じられないことが起きています。
唯一の核兵器による被爆国として
平和を希求する大切な式典なのはいうまでもありません。
菅総理は次のように読み上げました。
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「日本は非核三原則を堅持しつつ、核兵器のない、核軍縮の進め方を巡っては、各国の立場に隔たりがあります」
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しかしこれでは何を言っているのか、ちょっと意味が通りません。
総理が読み上げた「核兵器のない」と
「核軍縮の進め方を巡っては」の間には本来、
次の読み上げ原稿があったのですが、それを読み飛ばしたのです。
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「世界の実現に向けて力を尽くします。』と世界に発信しました。我が国は、核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国であり、『核兵器のない世界』の実現に向けた努力を着実に積み重ねていくことが重要です。近年の国際的な安全保障環境は厳しく」
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核兵器のない世界の実現を誓う、昨日の挨拶の中でも重要な箇所ですが、
ここがスッポリと抜け落ちたのですから驚きです。
普段から菅総理の読み上げは、
間違いが多く心が伴っていないと感じておりましたが、
昨日の読み飛ばしは、その際たるものと感じます。
多分、考えながら読んでいないため、あのようなことが起こるのでしょう。
もちろん私も含め誰しも間違いはありますが、
菅総理の場合、それが多すぎます。
昨日も、広島市を「ひろまし」、原爆を「原発」と間違えています。
考えながら読んでいれば、おかしいと気づくはずですが、
読むことに精一杯で、内容にまで思いが至っていないのでしょうか。
世界で唯一の被曝国の総理として、
極めて大事な場面での失態に絶望感を覚えます。
今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2021.8.7===