徒然日記

22年1月18日 その5261『逢坂誠二の徒然日記』(6958)

午前4時、外に出て、今日の天気を確かめます。

空に多少の雲はありますが晴れ。

気温は今日も零度です。

西の空高く、薄雲に重なって満月が強い光を放っています。

雲の流れは少し早めです。

1)国会開会

208通常国会は昨日、参議院本会議場で
天皇陛下をお迎えし開会式が行われました。

私も会派を代表して開会式に出席をしました。
細田衆議院議長が両院代表して挨拶をしました。

*新型コロナウイルスの影響
*内外の諸情勢は厳しく、早急に対処すべき幾多の重要問題がある
*国会の責務を改めて認識、充実した議論、必要な施策を講じていかなければならない

このような内容です。

その後、衆参それぞれの本会議で政府4演説が行われました。

岸田総理の演説は、課題に切り込まず無難な事項を並べた完全な安全運転です。

新しい資本主義などお題目が並びますが、具体性には乏しい内容です。

支持率は下がらないのかもしれませんが、
今の課題にどうし対処し、将来にどう備えるか、
懐の深さや足の長い目線が感じられません。

今だけ、評判だけ、支持率だけ、そんな印象です。

新自由主義で格差が開き、環境にも悪影響があったなど、
私と認識が近いところもあるだけに、
もっと踏み込んでもらいたかったのですが残念な内容です。

2)多様性

15日の公式LINE配信の際に、以下のメッセージを添えました。

====
年が明けて、突然、近所の書店が閉店しました。

音楽、美術、歴史など、特徴的な品揃えで、
私に普段とは違った目線を与えてくれる場所でした。

頻繁ではありませんが、年に数回お邪魔し、
じっくりと本を眺める至福の時を与えてくれました。

突然の閉店にショックを受けています。

コロナ禍のもと、人出が減り資本力のない小規模な事業は、
どんどん体力を奪われています。

その結果、社会の多様性を失い、
結果的に弱い社会になる懸念を持っています。

社会のあり方をもっと深く考えねばなりません。
==以上、引用終了==

このメッセージに関し、多くの方からご意見を頂きました。

個人経営、小規模な事業、地域密着の商売、特色ある店舗、
こうしたものが、全国的にどんどん閉店、廃業しているのです。

その反面、大手資本、全国資本の店舗が増えています。

もちろんこうした店舗は、人口が減少したり、
人口の少ない地域への進出は限られます。

衰退する地域はより衰退し、
一方、地域の多様性が失われ画一化が進んでいます。

====

ミニシアターの草分け的存在である東京神保町の岩波ホールが、
今年7月29日をもって閉館すると先日、突然の発表がありました。

理由は、コロナ禍による「急激な経営環境の変化」だと言います。

小さな映画館は、大きなシアターでは上映しない作品がたくさん公開されます。

大きなシアターでは、流行の時流に沿うもの、万人が心惹かれるもの、
商業的に成功しそうな作品が上映されます。

万人受けしない、いわゆるマニアックな作品が上映されることはありません。

特に社会に批判的な賛否の割れるような作品を避ける傾向があります。

しかしこれでは、感性を磨くことはできません。

多くの方と同じような感性も共有しつつも、
個々人の個性に立脚した感性の多様化が、
社会の健全性を保ち、社会の発展をもたらすします。

万人受けする画一的なものしか流布しない社会は効率的なのかもしれませんが、
最終的に人々を苦しめることになると思います。

小さなもの、個性的なものを大切に社会を取り戻さねばなりません。

さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2022.1.18===

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